「やりたいこと」探しを終わらせて最高の人生をスタートさせる方法
日々「集中する方法」「モチベーションを上げる方法」を探っていますが、名著「世界一やさいしい『やりたいこと』のみつけた方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」(八木 仁平さん)によると
どうすればモチベーションが上がるか
と考えている時点で
今進んでいる道は間違っているそうです・・・
この本のメソッドの一部を抜粋してまとめてみました。
少し長くなりますが、きっと「『やりたいこと』探しを終わらせて最高の人生をスタートさせる」ことができます。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
こんな好循環に入ってもらうのが目的
この無限ループに入るために最も重要なことが「『やりたいこと』を見つける作業」です。
本当は「やりたいこと」がない人なんていません。「やりたいこと」の正しい見つけ方を知らない人がいるだけです。この本のメソッドに沿って「本当にやりたいこと」を見つけましょう。
やりたいこと探しの5つの間違い
間違い①「一生続けられること」でなければいけない
やりたいことは「今一番やりたいこと」でいいのです。
一番危険なのは、「やりたいこと」が何もなく、漠然と毎日過ごしてしまうこと。
間違い②やりたいことをみつけた時には「運命的な感覚」がある
楽しいだけの仕事なんてどこにも存在していません。「やりたいこと」のために「やらなければいけないこと」も存在しますが、それを工夫してたのしめるようにしていくのも仕事の一部です。やりたいことは試行錯誤しながら育てていきましょう。
間違い③「人のためになること」でないといけない
「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立つかどうかなんてどうでもいいことです。一旦離れましょう。
間違い④ 見つけるには「たくさん行動する」しかない
「やりたいこと」が分からない原因の多くは「選択肢が多すぎること」です。 「『やりたいこと』が分からない」と感じている時にやるべきなのは選択肢を増やすことではなく、「選択基準」を磨くことです。
間違い⑤ やりたいことが「仕事」にならない
「ブログ書こうかな」「Youtubeやろうかな」「プログラミング学ぼうかな」「どの会社にしようか」「独立しようか」なんてことはどうでもいいのです。
「やりたいこと」が決まってから実現手段を考えましょう。
なぜやりたいことがわからず迷い続けてしまのか?
多すぎる選択肢の前で立ち止まって「選択しない」という選択をして、やりたいことを決めるのを先延ばししている状態です。 また、「やりたいことが分からないのは行動が足りないからだ!」と新しく興味のあることに手を出しても、さらに選択肢が増えてますます分からなくなるのです。直感的に、ではなく理論的にやりたいことを見つけ出していきましょう。
公式①「好きなこと × 得意なこと=やりたいこと」
「好きなこと」
とは自分の情熱がある分野です。
例
動物、花、農業、IT、アート、写真、イベント、アニメ、ファッション、アウトドア など
・興味があってもっと知りたいと感じる
・「なんで?」「どうすれば?」のような問いが沸いてくる
「なぜ好きなのか?」理由も合わせて考えみましょう。
「得意なこと」
とは、自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいことのことです。
自然とできてしまうことなので「才能」とも言います。
・頑張らなくても無意識にやっている
・ストレスがないので夢中になりやすい
・仕事でなくても普段から自然とやっている
・他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う
得意なことと「スキル・知識」は違います
得意なことは「リスクを考えられる」「人の気持ちを大事にできる」「1つのことを突き詰められる」などです。
一方「スキル・知識」は「英語が話せる」「プログラミングができる」「ウェブマーケティングの知識がある」など。
スキルベースで考えてしまうと選択肢が狭まってしまうので注意が必要です。
また、より重要なのは「好きなこと」よりも「得意なこと」です。
「好きなこと」を「どうするか?(=得意なこと)」がわからないと仕事選びを失敗してしまいます。食べ物が好きだから食品業界に入ろう!となってしまうと仕事が苦痛になってしまうかもしれません。
公式②「好きなこと × 得意なこと × 大事なこと = 本当にやりたいこと」
どれだけ「やりたいこと」をやっていても、残業だらけで自分の時間が取れていなくて、しんどさを感じているなら、その働き方は自分に似合っていないことになります。
「やりたいこと」をしている時にさらに「大事なこと」も満たしている状態こそが、「これが本当にやりたいこと」となります。
「自由に生きたいから働く」「安心して生きたいから働く」「穏やかに生きたいから働く」など「何のために働くのか?」という質問に対する答えが「大事なこと」です。
人生を導くコンパス「大事なことを」を見つける
価値観を中心に仕事を作ると、モチベーションが途切れません。
「大事なこと(価値観)」と勘違いしやすいのが「目標」ですが、
「大事なこと(価値観)」は「ずっと進み続ける人生の方向」で、「目標」は「その道の途中にあるチェックポイント」です。どれくらい進んだかを確認するために目標が必要です。
あなたは今たてている目標に対してモチベーションが湧いていますか?NOならそれは価値観からずれてしまっています。
価値観をみつけだす5つのステップ
1.質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
Q1.尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?
Q2. 幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響をあたえている出来事or 経験は何ですか?それが自分の価値観にどう影響をあたえましたか?
Q3.今の社会には何が足りないと思いますか?
Q4. 「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。そう思った具体的なエピソードも聞けるといいです。
Q5.「自分の子どもを育てたり、他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
2.価値観をマインドマップにまとめる
15個以上のキーワードを書き出すとよいでしょう。
あげるキーワードが多いほど、自分の価値観がはっきりとします。
3.他人軸な価値観を、自分軸に転換する
自分でコントロールできないことを価値観に入れない方がいいです。
4.価値観ランキングを作る
でてきた価値観をランキング付けしましょう。
5.仕事の目的を決める
まず、自分が価値観に忠実な生き方をして、自分自身を満たすことが重要です。
うまく言葉にできないときは時間を決めて、手を止めずとにかく紙に書き出してみましょう。あるいは「反対のことから考える」方法も試してみましょう。
得意なことさえみつければなんでも仕事にできる
「好きなこと」が見つからない最も大きな原因が「見つかっても仕事にできそうな自信がない」というブレーキがあるからです。その壁は自分の「得なこと」を理解することで突破することができます。
あなたはには、得意なこと=才能 がないのではありません。
持っている才能の使い方を知らないだけ、あるいは気づいていないだけです。あなたが短所と思っていることを「〜だから」ではなく「〜だからこそ」に言い換えてみましょう。一瞬で長所に変えることができます。
経学者のピーター・ドラッカーは「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを生かすことにエネルギーをついやさなくてはならない」と言っています。
自分を変える努力はやめ、自分を活かす努力を始めましょう。
好きなことを見つけて努力とサヨナラする
「好きなこと」を仕事にすれば、努力する必要もなく自然と夢中になります。「努力」は「夢中」には勝てません。
本当にやりたいことを決めて本当の自分を生き始める
ここまで読んで「なんだか今回も『やりたいこと』が見つからなそうだな。とりあえず将来役に立ちそうなスキルでも身につけておくか」と考え始めている人は
「いつまで将来の可能性の中に生きるの?」と自分に聞いてみましょう。
今「やりたいこと」が分からず迷走しているとしたら、自分と向き合うのをずっと先延ばしにしてきたからです。
将来のために生きるよりも、今一番やりたいことに本気で向き合っているうちに、ずっとあなたは成長します。
最初は「やりたいこと」は仮説でもOKです。思いつきで行動するよりもずっとよく、やりながら「本当にやりたいこと」にブラッシュアップしていきましょう。
人生を劇的に変える自己理解の魔法
「本当にやりたいこと」が見つかった今、これからすべきなのは「本当にやりたいことを実現している自分」と「今の自分」の差を埋めことだけです。
自己理解をすれば、たどりつきたい場所が決まり、その方向にエネルギーを集中させることができるようになります。
「本当にやりたいこと」がわからない状態は、ゴールのないマラソンを走っているような感覚でしょう。この本によって「本当にやりたいこと」探しを終わらせて、最高の人生をスタートさせましょう。
それでもやる気でないことはでないのよ!
という方はこちら
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