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キャッチャーはメモをとれ

キャッチャーをする選手はキャッチャーミットと同じくらい大事なガジェットが存在する。それがメモ帳である。キャチャーはつねにメモ帳を持ち歩き、グラウンドの外中関係なくメモを取る習慣をつける必要がある。メモを取るメリットは3つ。1つ目が、チームメイトとのコミュニケーションの円滑化。2つ目が首脳陣からの信頼の獲得。そして3つ目が自分のプレーの質の向上である。

コミュニケーションの円滑化

人とのコミュニケーションを円滑にするためにはメモを利用するべきだ。特にキャッチャーはコミュニケーションを円滑にはかることが命である。投手の口癖、性格、好きなもの嫌いなもの、その日の体調、球種、etc…。投手とグラウンド外で話すときはメモを取りながら話すことをおすすめする。単に内容を記録できるだけでなく、こちらの聞く姿勢も相手に伝わりやすくなるし、相手も通常に話すよりも深い内容を話してくれるようになる。その会話のコミュニケーションが実際のキャッチャーとしての信頼につながる。

首脳陣からの信頼を獲得する

チームの采配、オーダー、方針の最終決定を行うのはチームの監督、コーチなどの首脳陣である。つまるところ、試合に出られるかどうかは如何に彼らに信頼されるかにかかってくる。

信頼を得るためにはこちらから理解されるのを待つのではなく、こちらが首脳陣の意図を理解する必要がある。そのために、監督、コーチのグラウンド内外での一挙手一投足に耳を傾け、その内容を理解しなければならない。チームミーティング中、他のチームメイトがただ監督コーチの話を聞いてるなか一人だけ、メモを取りながら彼らの話を聞いていいたら監督コーチはどう思うだろうか?間違いなく、「あいつはよく話をきいてるな、真面目なやつだな」と好印象を抱かれるだろう。

メモの効力はそれだけではない。実際にメモを取ることで監督コーチの言っていた内容を抽象化し、転用することで、監督コーチが求めていた事以上の結果を出すことができるだろう。


自分のプレーの質の向上

ノートを取ることで自分のプレーの向上につながる。毎日の練習で行ったメニュー、体調、課題、指導者に言われたことを逐一メモしておくことで自分の努力と 課題を可視化することができる。また、ノートに自分の努力をメモすることで、努力の貯金をすることができるのだ。

そのメモから得られる気づきを大事にしたい。メモを振り返ることでそれまで自分が気づけなかった自分のストロングポイントやウィークポイントが見えてくる。


参考文献

私がここまでメモの効力に気づき、応用し使っている背景には2つの参考例が存在する。1つ目がshowroom 取締役社長の前田裕二さんの著書メモの魔力。この本には如何にメモすることが成功に直結するかが書いてあるメモの指南書である。どのようにメモを取るか、いつどどのタイミングでメモをするべきかが事細かく記されている。キャッチャーは必読である。

もう一つは元サッカー日本代表のキャプテンで、ドイツのブンデスリーグで10年以上活躍し続けている長谷部誠選手の著書心を整えるである。長谷部選手は3つのノート(サッカー、監督、読書)を使い分けてメモを取っていると情熱大陸で語っている。なぜメモを取るようになったのか、その詳細が著書心を整えるで見ることができるのでこれまたキャッチャーは必読である。





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