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担当の特別ではないという現実に向き合う|ホスト通いコラム
遅ればせながら『ホスト相続しちゃいました』を観た。
姫(お客さん)側ではなくホスト側、経営者側が主役なので興味しかなかった。
現在放送されている2話まで観たのだが、1つかなり刺さったセリフがあった。
「姫は1人じゃないんで」
裁判のシーン、姫に刺されたホスト如月武蔵が放ったセリフだ。
私たちは担当ホストにとっては、1人の客にすぎないことを突きつけられた。
もちろん客の中でもエースと呼ばれる、最もホストの売上を支える特別な姫もいるが、たいていは"客の1人"でしかない。
でも私にとっては担当は特別な1人であり、生活にまで影響を及ぼす。
それは精神的にも金銭的にも、人によっては身体的にも担当で埋め尽くされる。
なのに担当にとっては客の1人……この現実は私たちにとっては時に辛いものだ。
姫は1人じゃないことは頭ではわかっていても、いざその現実に向き合うと悲しいやら寂しいやらで感情がぐしゃぐしゃになる。
担当がいるから仕事が頑張れる。嫌なことがあっても踏ん張れる。
私の人生に担当が大きく影響しているのに対する「姫は1人じゃない」を考えず、盲目になるのが1番幸せだ。
考えない、気にしない、これができれば私は担当と過ごすこのいつ終わるか分からない夢の時間にどっぷり浸かれる。
そして私はきっと5月もなるべく多く担当にお店へ向かうだろう。
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