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人は案外つよい

雨で、休日だったので、
コンビニであったかいカフェラテを買って、車の中で飲んで、
そして開店の時間を車内でぼーっと15分くらい待って、
古本屋に入った。


書棚を見ながら、本について考えた。
最近は何かを特集している新刊雑誌なんかは心惹かれてフンフン、うきうきして買ったりする。

でも、心の問題を解決しようとする本やエッセイは、まあ、ほぼ興味をひかれなくなった。必要でなくなったというのが正解かもしれない。

そう思うと、10代後半から30代半ばくらいまで、「どこかに私の人生の悩みの解答があるはずだから・・!」と書店の棚の本をあてもなく追っていたのが嘘のようだ。

で、今、思うのは、「どこにも解答なんてないよ」ということかな。
どの本を読んでも、答えがないことに気づいた後、
ゆっくり、時間をかけて、しっかりとじぶんと向き合うようになれたんだなあと思う。



そういえば今年の初め、ノリで夫と入った本屋さんで、平積みしている(つまり売れている本?)精神科医が書いた本を2冊、まったくのノリで買った。
悩みを相談されていた人が鬱だったので、なにか役立つのではと。
7割くらいまでは、ふんふんなるほど、へえ・・そうか・・・と読んでいた。

そのあと、いよいよ、解決法について書いている章にたどり着いたら、
「ん?」となった。
え? 先生はゲームをすることを長く長く勧めていた。 頭がカラになるから。無になるから。
うーん、ああ….世代かなあ。
そこからは、ざーっと読んで、パタンと閉じた。


若い時期は迷いに迷う時期だった。
今は、若さを失って少しだけ残念…かな?
いや、
生きるのがラクになった(笑)と、ほっとしている私がいる。
私の20代、30代は、ほんまにほんまにしんどすぎて、もう二回目はいらないわ!と思うから(笑)。


人生、どうにかなるもんだ。
いろいろな道を通らされるけど、
しんどい時には休んだらいい。
どんなきつい時期も、ぜったいに、かならず、どうにかなっていく。
じぶんはめちゃくちゃ弱い、と思う?
昔の私はそうだった。

でも、土壇場になれば、
人間て、ふしぎに強くなる。
火事場の馬鹿力みたいな、
究極の生命力みたいな
そんなふしぎな力が湧いてくる。
私たち、どんな混乱からも
不思議なくらい
ぜったいに、立ち上がれる。

前向きな猫ちゃん


なにより大切なのは
”自分に正直に生きること”。
「自分と向き合うのがこわい。もう、自分の気持ちにはフタをしてしまおう、そのほうが楽だ」と、あなたは思ったことがあるかな?

でも
絶対に妥協してはいけないことがある。
人生で手をつないで生きていきたいと思う人に出会ったなら、どうか勇気を出して。
照れも、プライドも捨てて。
その手をはなさないほうがいい。
平安こそが、長い人生で私たちを支えてくれるから。


そして・・
自分らしく生きていくことができる道を見つけたなら
お金になろうがなるまいが
手放さない方がいい。
だってそれはあなたの核だから。
コア。中心。背骨。心臓。


勇気を出して。
心の奥底をじっと見つめてみて。
きっと、自分の本音が何なのか、わかるよ。

Be yourself.
Keep your peace. Don’t let it go easily.

お庭の花も春