LEICA SUMMILUX 50mm (貴婦人) でF値別に紫陽花撮ってみたよ
こんにちは、もしくはこんばんは、もしかしたらおはようございます?
みなさんお元気でしょうか?
よしみんです。
今回も最近撮りに行った紫陽花の写真を見ていきたいと思います。
レンズはライカのSummilux 50mm F1.4 1st(後期)です
前回のDR Summicronとは違い、見た目からその気品とドリーミーな雰囲気を醸し出す本レンズですが、写真の方はどうなのか。
一緒に見ていきたいと思います!
最短焦点距離
ほぼ最短焦点距離で撮影してみました。
画面左側に配置されている紫陽花にピントが合っています。解放ではあるものの、かなりの解像度を保っています。これが昔のレンズなのかと思うくらいに写るSummilux、恐ろしい子です。
背景の部分についてのボケ量はF1.4のおかげか凄まじく、かろうじてなにかわかるくらいボケています。ボケは滲むように現れていて綺麗な印象です。
解放から3段絞ったF4です。ピント面である手前の紫陽花は写したい部分ほぼすべてにピントがあっています。背景は紫陽花がわかるくらいの適度なボケ量であり、前景との分離もよく立体感を感じられる写真と仕上がりました。私としてはF4くらいのボケ感が好みです。
F4でも解像度の高さを感じましたがさらによくなったように思えます。ですが、解放からF4の時のような劇的な変化はありません。ここまでくると絞りは被写界深度をコントロールするために使うことができますね。
前景と背景をバランスよく写したいならこのF8くらいがよい気もします。背景をさらにはっきり写したいならさらに絞れば良いでしょう。
少し離れて
次の写真は被写体からある程度離れて撮影してみました。
相変わらずピント面の描写は綺麗で問題を感じません。前景と背景のボケも輪郭を強く感じることもなく溶けるようなボケで違和感を感じません。夢の中にいるような、そんな雰囲気すら感じさせてくれます。
ボケ量は解放だから強めではありますが、周辺減光も相まって幻想的な写りとなりました。
ピント面の面積が増えたことと、ボケ量が適度に減少し、前景・背景ともに綺麗になんとなく輪郭がわかり何が写っているかを判別できます。
印象としては現実世界での自分の目線・視界を少しファンタジックにした感じと言えますでしょうか。
目で見るより綺麗、とはこのような風景のことを指すのではないか、そのように感じました。
解像度については文句ありません。背景はかなりしっかりと写っていてボケを感じることはあまりありませんが、前景については依然ボケておりF4よりボケ具合が少し緩和されてさらによくなったように感じます。全体的に見た場合だとF4と比べて現実的な写りになった、見たままを捉えている感覚に近づいたと感じました。
改めて最短焦点距離
改めて最短焦点距離から撮影してみました。
近すぎたのか、ピントを合わせたはずの紫陽花がややボケています。
背景がボケすぎていて何が写っているのかの判別が難しいレベルです。
ここまでボケると立体感というか絵画のような印象です。
抽象画を見ているような、そんな気分になってきます。
前景のピントは問題なく合っています。
被写体と背景の距離が大きいためか、背景のボケ具合は大きくまだ抽象画のような印象です。
ですが、非現実的な一枚を狙うのならこのような効果もうまく使えそうです。
さらに絞り込んでみると、背景が何かも判別できてさらに分離もよい状態となりました。
1つ前の比較写真シリーズのF4程度のボケ感で私個人としては好みな結果となりました。
色々なシーンで紫陽花を撮り比べてみましたが、いかがでしたでしょうか?
Summilux,解像勘はさることながら表現力の高いレンズであると再認識させられました。
また、被写体との距離感でボケ具合が大きく変わるので、この辺りも面白いなと感じました。
解放から解像感は十分
解放だと周辺減光を感じる
F4〜F8程度で、適度なボケ感と綺麗な世界
さらにつかいこんで、このレンズの良いところを引き出せる写真に挑戦してみたいところですね
紫陽花はいったんここまでです。
このレンズの魅力を伝えるにはまだまだ語りたいところではありますが、今日のところはここまで。
もし興味を持った方はこんな本を読んでみるのはいかがでしょうか?
レンズ紹介本
私が持っているMマウントのレンズを撮り比べてそれについて見解をまとめた本です。
レンズの紹介本
もちろんSUMMILUXも掲載していますので興味を持った方もそうでない方もぜひ見てください!
→KINDLE Unlimitedに入会されている方なら無料で読めます
作例もめっちゃたくさん載せてますのでそれを眺めるだけでも楽しいかと思います!
よろしくお願いいたします✌️
本日もありがとうございました!
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