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人類史上最強の個人戦!すべてのアクション映画の在り方を変えた最上級のエポックメイキングムービー『マトリックス』

【個人的な満足度】

人生で観た映画の中で面白かった順位:19/2113
「午前十時の映画祭12」で面白かった順位:2/11
  ストーリー:★×20
 キャラクター:★×20
     映像:★×20
     音楽:★×20
映画館で観たい:★×20

【作品情報】

   原題:The Matrix
  製作年:1999年
  製作国:アメリカ
   配給:ワーナー・ブラザース映画
 上映時間:136分
 ジャンル:アクション、SF
元ネタなど:なし

【あらすじ】

NYでコンピュータープログラマーとして働くトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーヴス)は、凄腕ハッカーのネオという別の顔を持っていた。

目覚めてもなお夢を見ているような感覚に悩まされていたネオは、ある日、自宅のPC画面上に不思議なメッセージを見た。

「白うさぎの後をついていけ」。

黒衣の美女トリニティー(キャリー=アン・モス)に導かれ、ネオはモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)という謎めいた男に出会い、恐るべき真実を知ることになるー。

【感想】

「午前十時の映画祭12」にて。1999年のアメリカ映画。昨年、『マトリックス レザレクションズ』のためにアマプラで復習しましたけど、やっぱり映画館で観てこそですね、これは!!2019年に期間限定で上映されていた20周年記念の4D版以来3回目の劇場鑑賞でしたが、また映画館で観れることに感謝しかありません。

<映画史を変えた前代未聞のアクションシーン>

この映画を語る上で外せないのは、やっぱりあのエポックメイキングなアクションシーンの数々でしょう。僕がこの映画で一番好きなポイントもまさにそこです。もうね、今観てもすごい、、、すごすぎるんですよ、、、!!昨日のことのように覚えていますけど、中学3年生のときに初めて映画館で観た衝撃をいまだに感じられるんですよ!!あの頃の記憶が鮮明に蘇りました。昔って今のように全席入替制じゃなかったんで、座席は早いもの順でしたし、満席になっても立ち見とかで人を入れるんですよね。当時、シネマサンシャイン池袋で通路に座って観ていたんですけど、あの驚異の映像革命に度肝を抜かれました。テレビでやっていたメイキング特番を録画して何度も観返しましたし、学校の英語の授業でもこの映画についてスピーチするぐらいにはドハマりしましたから。

それほどのインパクトがあるんですよ、この映画のアクションシーンは。香港映画で使われていたワイヤーアクション。被写体の動きはスローだけどカメラワークは高速で移動する"バレットタイム"と呼ばれる撮影技術。それらを駆使して出来上がった映像は、その後のハリウッドのアクション映画をガラリと変えましたもん。攻撃がヒットすれば遠くまで吹っ飛び、ジャンプしたときの滞空時間は長く、壁を走り、弾は避け、ハイスピードの肉弾戦が繰り広げられるという、漫画やアニメの世界をそのまま現実にしたようなバトルシーンに大興奮ですよ!!しかも、今みたいに全部をCGにするのではなく、生身の人間をベースとした作りがまたリアルで、映像技術の発達した現代においても充分にその存在感を発揮できているなと感じました。

個人的に好きなシーンは、まずはやっぱりネオが弾除けするところですね。もう何回真似したことか(笑)その前段で、ビルの1階にてネオとトリニティが警備隊と銃撃戦を繰り広げるところもメチャクチャかっこいいですよね!あとは、ラストでネオが救世主として覚醒し、エージェント・スミスの攻撃を片手でいなすところも興奮ポイントです!

<実はシンプルなストーリー>

ストーリーは小難しいイメージがずっと付きまとっていたんですが、いろんな解説を読んで、実はけっこうシンプルだということに最近気づきました(笑)2199年の未来では、現実世界は機械に支配されて、人間は機械の動力源として培養されています。そんな人間たちを生かすために、脳をプラグにつないで、仮想現実の中で生活させているんですね。その仮想現実から目覚めたネオ(キアヌ・リーヴス)たちは、機械を殲滅すべく戦いに身を投じる、と。世界観の難解さや高度な撮影技術に目がいきがちなものの、今作ではメインの登場人物は多くないですし、救世主と呼ばれるネオの成長やトリニティとのロマンスなどわかりやすい要素も多いです。まあ、二作目以降ややこしくなってきますが(笑)

サイバーパンクな世界観に、最新のVFX技術やワイヤーアクションなど、面白い要素がいろいろかけ合わさってできているのがこの映画です。オタクなウォシャウスキー兄弟(今は姉妹)監督のこだわりがふんだんに盛り込まれているにも関わらず、ちゃんと一般にも受け入れられる最高のエンターテインメントになっているのが素晴らしいですよね。

<とにかくキアヌ・リーヴスがかっこいい!>

あとはやっぱり、キアヌ・リーヴスのかっこよさは尋常じゃないですよ!“イケメン”という言葉が逆に失礼なんじゃないかというぐらいのドハンサム。長髪も似合いますけど、短髪の方が僕は好きですね。それに黒のロングコートにサングラス、あんなにかっこよく着こなせる人もそうそういないんじゃないかと。キャリー=アン・モスやローレンス・フィッシュバーンも当時はみんな30代で若々しいです(笑)

<そんなわけで>

この作品が出る前と出た後では、本当にアクション映画は大きく変わったと思います。確実にレベルアップしたというのが、この1999年~2000年を境にハッキリ表れている気がします。それぐらいエポックメイキングな映画なんですよね。今観ても最高に面白いので、映画館で観れるこの機会に、ぜひ大きなスクリーンで堪能して欲しいと思います!!


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