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2020年日本公開映画で一番面白かった『ザ・プロム』

【基本情報】

 原題:The Prom
製作年:2020年
製作国:アメリカ
 配給:Netflix

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:1/210👑
 ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★★★★★★★★
    音楽:★★★★★★★★★★

【あらすじ】

ニューヨークの"元"超人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。

一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボース)が、女性カップル2人でプロムに参加することが問題となり、プロムが禁止され、悲嘆に暮れていた。

ひょんなことをきっかけにその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会に乗じて自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(ニコール・キッドマン)らと共に計画を練ることに。

ベテラン俳優たちと、若い女性カップルが交わることで、思いもよらない騒動と、愛と感動のドラマが待ち受けていた……。

【感想】

2020年の映画収めに選んだ作品でしたが、これがもう、、、とんでもなくよすぎて。。。

。・゜・(ノД`)・゜・。
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なんなんこれ。最高すぎて無理なんですけど。・゜・(ノД`)・゜・。こんなの観せられたら、今年観た他の映画全部かすんでしまいますわ。。。これは人生で観た映画の中で上位に入ります。もうプロムしか勝たん。

あのプロムですよ。アメリカの高校の卒業式でやるやつ。意中の子を誘うのにドキドキするやつ。洋画好きならみんな憧れるやつ。

そのプロムを舞台として、LGBT問題を扱い、ディズニーを超える歌と踊りのオンパレードで仕立て上げた究極形。夢と希望と勇気と感動と笑いと愛と光と歌と踊りに満ちあふれた今年最上級の映画でした。

テンポよく進むストーリー展開で、LGBTへの不寛容から生まれる対立や葛藤を描きつつ、笑いと涙を存分に味わわせ、最後の大団円へとつなげる見事な作品で、初めてLGBT系の映画で泣きました。。。

今まで人の死や別れでしか泣いたことなかったのに、エマに降りかかる災難と孤独が本当に悲しくて涙したし、そこからの復活劇というV自回復っぷりに心躍りました。

そして、この作品の素晴らしさはストーリーはもちろんのこと、一番の見どころは歌と踊りですよ。スクリーン中に響き渡る歌声に、全員寸分の狂いもないダンスはハイクオリティすぎて観る者すべてを圧倒します。

それをきらびやかな衣装と秀逸なライトアップで包み込むという、邦画では決して拝むことのできないザ・エンターテインメントな空間は、さすがショービズの本場ハリウッドと言ったところでしょうか。

さらに、メリル・ストリープの他を寄せつけない力強さと、ニコール・キッドマンの年齢を感じさせないセクシーさが、この世の者とは思えないほどの存在感を生み出し、そのキャラクターや世界観の作り込みにただただ驚くばかりです。

なぜこんなものが作れるのだろう。
どうやってこんなものを作るのだろう。

とにかく観て欲しいです。この作品に出会えたことに心から感謝したいと思えるほど、インパクトの強い作品でした。

ネトフリで観れますが、これは絶対に映画館で観た方がいいですし、本来なら今すぐ大型シネコンで流しまくって欲しいぐらいです!!ミュージカル好きなら間違いなく楽しめるはず!!

あー、生まれ変わったらプロムそのものになりたい(笑)


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