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【俳句】蚯蚓鳴く 秋日和 露 露 文化の日 秋惜しむ

速報に異国のけむり蚯蚓みみず鳴く

カスタード満ちてシュー裂く秋日和

草むらの露集めたる古タイヤ

文化の日映画二本で暮れにけり

上下巻まとめ買ひして秋惜しむ

先日、こんな記事があった。

要するに季節外れの異常気象に、季語を使う俳句は崩壊の危機にあるとして、高浜虚子のひ孫にあたる俳人の星野高士さんがインタビューに答えておられる。

しかし、実際の季節と季語のズレというなら既にそうだ。
今年の立秋は8月8日だった。
酷暑の中の甲子園が話題になっていたころだ。
そして、この11月8日には立冬。
秋の代名詞でもある紅葉が、異常気象でなくてもまだまだこれからの時期に、もう冬になってしまう。
実際に紅葉の盛りを前にした時には、もう秋の季語は使えない(使っても問題はないのでしょうが)。
俳句でなくても、年賀状に僕たちは何の違和感もなく、新春と書いている。
俳句ポスト365の今の兼題も、冬の季語「霜」だ。
多くの人は、今年の霜を見ることなく、霜の句を詠む。
むしろ、僕は、そんな実際の季節感と季語のズレているところに、俳句の面白さを感じたりもしている。
思うだに、季語とは奥深いものだ。

二句目、僕はカスタードクリームが好きで、特にシュークリームが大好物だ。
これさえあれば、大抵のことは乗り越えられる。
僕とシュークリームについては、いずれ記事にしたい。

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