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台風を扱うニュースに煽られないために

気象ニュースが恰好のアクセス稼ぎコンテンツに

ずっと気になってはいるのですが、気象関連のニュースがアクセス稼ぎのために大袈裟になってきていると思うのです。
「災害を防ぐには大げさなくらいがいい」の度を越しているのです。
今回の台風もそうでした。
例えば・・・・

過去の画像や南大東島などの映像を流して煽る

こんなニュースや、ネット記事がガンガン上がっています。那覇とは離れていて、旅行者もいない南大東島の現地映像や、2016年の大型台風の時の画像をひっぱりだして、大騒ぎの記事も。
 私は旅行に携わって長いので、どれくらい深刻な状況なのかは、航空会社の発表や、現地の取引先からだいたいつかめるのですが、今回は報道のあおりがひどいために、お客さんの方が恐怖に駆り立てられてしまっている状況でした。

むしろ、今日は本州のが大雨

今日なんか、沖縄は曇りでしたが、本州はひどい雨でした。こちらのことはニュースにもならない。線状降水帯できてるでしょ、これ。

ふたを開ければ飛んでます

散々欠航だ、島に缶詰めだと騒がれていましたが、開けてみれば飛行機は飛んでいます。あの程度の規模とコースでは欠航にならん!

慌てた人が自腹で戻ってくる

情報に振り回されたお客さんが、せっかく予約便が飛ぶ予定で居るのに、他社の飛行機を自腹で払って戻ってくる事案が多発しました。
ツアーなので、使わなかった航空券の払い戻しはありません。
全く、余計な出費です。 なんてもったいない・・・。
飛行機が飛ばなそうなら旅行会社から連絡すると言っているのに、目の前の専門家の声より、報道を信じる・・。
コロナ禍の、イソジン買い占めの事を思い出しました。
その時の薬剤師の叫び
「なぜ目の前の薬剤師が効かないと言ってるのに、TVの中の非専門家の話を信じるんだ!イソジンではコロナは防げない!!」って・・。
 まさにそんな感じでした。
スマホで情報が取れてしまう分、悪い情報ばかりに目が行って、結局余計な出費をしてしまう・・・。
ほんとうに報道が腹立たしく感じます。

 どうか皆さん。報道ではなく、交通機関の一次情報をきちんととるようにしてください。(一次情報とは、交通機関が発表している運行情報や、台風情報であれば、tenki.jpではなく、気象庁や海外の台風情報など)
 気象関係は大げさに報道しがちです。
特に注意なのは、ウエザーマップという会社。 ツイッターなどで、大げさや突飛な情報をながしてアクセスを増やすことを常としています。
(台風・梅雨明けなど、全く見当違いの記事をアイキャッチのタイトルで釣ることが多い)


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