分散型技術によって実現する新しいスマートグリッドエコシステムとは?
ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。
コラボゲートでは毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。2月21日に虎ノ門ヒルズで「実践から考える新しい資本主義のカタチ」というイベントを開催します!ブロックチェーンに関連した取り組みも紹介するので、是非お越しください!
今回はスマートグリッドや電力需要でのブロックチェーン技術活用のアップデートを紹介します。
ElaadNLと呼ばれるオランダ企業はIOTAのタングル技術を活用し電気自動車に分散型技術を活用できるかのコンセプト作りを行なっています。消費者自身が電力を生み出すだけでなく、自動で車自体がデバイス上からチャージできる仕組み作りの検討が始まっています。
さらに、チャージステーションではIOTAのトークンをチャージごとに獲得でき、分散型の電力チャージのエコシステム作りを目指しています。
MarketsandMarketsの調査でスマートグリッドのマーケットは全世界で2018年の238億ドルから2023年までに613億ドルまで成長すると予測されています。年率で換算すると2018年から23年までの5年間で 20,9%の成長率になります。これは、国や自治体からの制度設計の恩恵によってビジネスの範囲が拡大することに加えて、スマートグリッドに関連したソフトウェア開発の加速も事業者のビジネス拡大に大きく影響していく予測です。
2024年までに全世界でのエネルギー設備に関連するブロックチェーンマーケットは成長し続け、Infoholic Research LLPの調査レポートでは60%の成長見込みを出しています。2018年の2,1億ドルから、2024年には34億ドルまで伸びていくだろうと期待されています。
個人間での送電が発達することにより、分散型の技術への注目は集まりそれによってインフラの整備が求められるので、時代に合わせた対応が今後必要とされるようになると考えられます。
GridPlus EnergyはイーサリアムやステーブルコインのDaiでの請求書の支払いをテキサスのTransmission and Delivery Service Provider (TSDP)が提供するサービスエリアでスタートしています。
現在はイーサリアムやステーブルコインのDaiのみでの対応ですが、今後はその他のコインを通じた支払いなども検討していくということで、ビットコインなども検討されているところです。
電力やスマートグリッドに関連したマーケットは新技術の誕生と個人間取引の流れが加速することでさらなる盛り上がりを見せそうです。
本日のトピックは以上で終了です!
ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!