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サプライチェーン上でのブロックチェーン活用の変化とは?

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今回は物流、サプライチェーン分野での新たなブロックチェーンユースケースに関して紹介します。

アメリカの運送会社UPSはInxeptionと協力し、マーチャント向けのブロックチェーンプラットフォームを共同開発します。

プラットフォーム上でマーチャントは配送状況の確認を行うことができ、ビジネスで重要な契約上の価格や仕入れ値など限定されたネットワークで売主と買主間だけで共有できる仕組みを開発しています。

CBinsightのレポートより、海運などの物流分野でのブロックチェーン技術の活用は特に支払いや透明性のある取引などで活用が期待されることが多く、現在の国際取引の複雑性をいかにシンプルにして行くかが、サプライチェーン業者にとっては重要な課題になっています。これはトレーサビリティに限らず、金融取引を効率化させる上でも非常に重要な視点で、ローンや銀行貸付など小規模事業者にとって必要なファイナンス支援の枠組みを提供する上でも今後より注目されるようになっていきます。

ルイスヴィトンをブランドとして抱えるLVMHグループは "AURA" ブロックチェーンと呼ばれるブランド商品の証明技術を開発、導入を進めています。プラットフォームを通じて、個人が自分自身の持っているブランド商品自体を実ブランドの商品として証明できる仕組みを提供します。

LVMHグループでは60を越えるブランドを抱えており、ブランド偽装の問題は非常に大きな課題の一つとして抱えています。今回の技術ではトークンの仕組みを活用してブランド管理の仕組みを解決して行く取り組みとして展開を行います。

メルセデスベンツはIcertisと共同でサプライチェーン上に透明性を持った契約の仕組みをブロックチェーン技術をベースに開発しています。これによりサプライヤー間で実際に契約に基づいたやり取りがされているかを確認できるようになります。

Icertisは加えてAI技術を活用し自動的に契約の合意項目の中で契約上義務とされている箇所を抽出することで適切に契約上の項目に沿った形で供給が行われているかを把握できるようになります。

データのプライバシーなども現在は注目されている中で、彼らの提供するサービスでは基準にあった形での取引実現を目指しています。

サプライチェーン自体にブロックチェーンを導入するという考えから、現在は様々な領域での具体的事例に徐々にシフトしつつあるので今後の展開にも注目です。

本日のトピックは以上で終了です!


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