スマートグリッドとブロックチェーンが実現する社会とは？
スマートグリッドに関する動きも徐々に進んできています。
ブロックチェーン技術がどのように融合されていくかには注目です。
ロシアの国営企業Rossetiはブロックチェーン企業Wavesが提供するブロックチェーンを活用した請求書の発行の仕組みを提供し、ロシアの400世帯向けに展開していく計画です。
システム上では供給された電力に応じて世帯ごとに電力の支払いが記録されていく仕組みで、今後拡大していきたい狙いです。
スマートグリッドのサービスは徐々に注目されつつある領域です。
2024年までに年間で20%の成長率が期待されており、IoTセンサーなどの発達によってグリッドサービスの効率化を含めてより使いやすいサービスへと変化していくと期待されています。
センサーを活用したグリッドのデジタル化はデータを活用したモニタリング機能などをより加速させていく流れです。
オーストラリアのブロックチェーン企業Power Ledgerはキャンベラで Australian National Energy Marketと、インドのウッタル・プラデーシュでは個人間取引をエネルギー分野でスタートします。
Power Ledgerが提供する個人間取引のプラットフォームは屋根に設置した電力パネルを通じて取引が行われ、今後パネルなどを設置していくユーザーにも提供していく計画です。
アメリカを中心に展開するComEdはXage Securityと連携してブロックチェーンを活用した安全なエネルギー供給ネットワークの開発を進めています。
システムでは消費者と生産者をベースとしたアプローチを進めており、複数のステークホルダーを通じてデータ流通を広げていく計画で、センサーなどの発達によってこの流れが拡大していくと期待されています。
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