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『夏』を意識してみる

いよいよ夏本番の気候になってきました。本日は、『『夏』を意識してみる』というテーマでの考察です。

日本の夏には苦手意識がある

私は人一倍の汗っかきなので、じめじめした日本の梅雨や蒸し暑い夏は苦手意識のある季節です。それでも、日照時間が一年中で一番長くなる5月後半から6月中旬にかけてのこの空気感は好きです。

なぜサマータイムにしないのか不思議

太陽の光をしっかりと浴びている時ほど体調は良い気がします。欧米諸国で採用されているサマータイム(米では daylight saving time)制度は、非常に合理的だと思います。この時期の日本の日の出時間は、おそらく4:00台なので、日本の標準時から2時間位早めても、実際上は問題ないでしょう。

まあ、不思議に感じている人は私以外にも一杯いそうですし、導入されない大きな制度上の問題や技術的課題があるのでしょう。反対意見や社会の混乱を押し切っても、導入する価値はあると思うのですが、残念です。太陽の光のもとで過ごす時間を十分に確保することが、豊かに生きる為に必要だという意見に賛成です。

夏の辛かった思い出

昔、アメリカに住んでいた頃の思い出は幾つもあります。梅雨がないこの時期のアメリカ中西部の気候は本当に素晴らしくて、一年で最も快適な季節でした。時折、サンダーストームやトルネードなど注意すべき事態も起こりますが、夜は10時頃まで明るいし、暑さもそれほどではなくて、日本人は損していると思ったくらいです。毎年7月には会議の為に真夏の東京へ一週間くらい一時帰国していましたが、これが憂鬱で憂鬱でたまりませんでした。

以前、72時間以上も気温が30℃を割らない異常な暑さを記録した年がありました。この時は、死ぬかと思うくらい身体がダメージを受けました。時差ボケも影響していたと思いますが、泊まっていたホテルから会社まで歩いて移動している間に熱中症のような状態になって意識が朦朧としてしまい、午前中一杯は全く仕事になりませんでした。真夏の東京で仕事するのは難行苦行だと、この時心底思いました。

日本の夏は、自分が子供の頃よりも確実に暑くなっています。同年代の人と話すと皆さん同じ感想を持っています。ヒートアイランド現象とか、エアコンやパソコンが発する熱、アスファルトの照り返しも確実に影響しているでしょう。もはや日本は亜熱帯性気候の国になってしまったようです。

暑さを凌いで、夏を楽しむ

そういう訳で、私にとって夏は待ち遠しい季節ではなくなりました。若い頃は、本格的な夏が始まる前にはワクワク感があって、【今年の夏の目標】なんかを立てて、夏を意識しながら過ごしていましたが、最近は気力がなく、いつのまにか時間が過ぎていって、気が付くと秋になっていた、ということが多くなりました。海水浴も心躍る行事ではなくなっています。

そこで今年は、久しぶりに夏の過ごし方を意識してみようと思います。小学生の作文みたいですが、【大切な思い出を一杯作る夏】を目指します。

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