見出し画像

「このままだと、日本に未来はないよね。」を読む。

本日は、ひろゆき『このままだと、日本に未来はないよね。』の読書感想文です。

彼の著作や発信する情報には極力目を通すようにしています。

私もタイトル通りだなあと思っています。オワコン(終わっているコンテンツ)という言葉の意味はつい最近知りましたが、日本という国の、国際社会での地位は急速に落ちていると感じます。

お金も人材も集まらず、先進性では全く注目されなくなっている日本経済は、長期的停滞が続いています。最先端技術の進化するスピードに、私を含めた旧世代の会社人が付いていけていません。その結果、他国から急速に相手にされなくなってきているということだと思います。この残念な現実を直視した上で、個人個人で対策しながら生きていく他ありません。

本書の肝は、第1章の未来予測のメソッドでしょう。ひろゆき氏の頭の使い方、情報の集め方を学べる部分です。そして、第2章以降は昨今起こっている世界の動きについてのひろゆき氏の解説・評論となります。

日本でも、他の先進国同様、社会に何も期待していないばかりか、むしろ悪意を抱いている人(ひろゆき氏は「失うものが何もない人間」という意味で「無敵の人」と呼んでいる)が、じわじわと増え、ひそかに社会問題化していくのだろうと思います。

優秀でない子にこそ教育が必要」というのはその通りです。訓練や準備が不十分な人に、現実を見据えた教育を与えずに社会に放り出したら、自分で生きていくためのお金を稼げない人が増えて、社会不安が一層拡大するばかりです。

自分も小学生の子供を持つ親として、子供が強かに生き抜いていける為には、何を、どう教育するのがいいのか、しっかり考えていかないといけません。自分の育った時代とは社会の価値観が大きく変化しているので、息子の特性とじっくり向き合っていきたいです。

昨日の私の記事で、「なりたい職業がない」という悩みを書きましたが、AI技術の急速な進化で、最早働く意味すらない社会が到来するかもしれません。そういう意味では、仕事(職業)なんてものを真剣に考える必要はなくなりそうです。何をして生きるか、だけを考える時代になるのでしょうか。





この記事が参加している募集

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。