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兵庫県をひとり旅

今週は、木曜日に関西出張があり、折角なので金曜日に有給休暇を取って、今日まで関西に居座る予定です。

仕事は木曜終日だけで、その日の夕方には解放されて以降はフリーでした。金曜日は朝から丸一日、気儘なひとり旅に時間を使うことが出来たので、普段の出張や子供連れでは行けないような場所に行こうと決めました。

兵庫県は私の生まれ故郷で、会社員になってからも出張機会が割と多いので土地勘もあります。普段は専ら大阪から神戸(それも三ノ宮、元町エリア)までの阪神間で過ごすので、兵庫県の西のエリアにはあまり行く機会がありません。なので、今回はこれまで訪れる機会のなかった場所を中心に訪ねることにしました。

舞子駅周辺

宿泊したホテルのJR舞子駅エリアには、徒歩圏内に色々と観光スポットが揃っています。

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まずは、明石海峡大橋の麓にある「橋の科学館」に入ることにしました。橋梁構造物とは仕事とも薄く絡んでいるのに、これまではこの科学館の存在を知らず、今回が初めての入館です。

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世界最長の吊橋である明石海峡大橋の他、橋の歴史や、製造方法、構造などを学べる科学館になっています。この日は比較的閑散としていましたが、普段は学校の行事で訪れる生徒や観光客で賑わっているのだろうと思います。展示品や解説はなかなか面白くて、三次元ビデオを観たり、期待以上に楽しめました。

それからは、周辺を散策しましたが、なかなかにフォトジェニックな風景が揃っていました。神戸に縁のあった孫文の記念館もあります。

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母のふるさと、網干

散策後は、JRで西へ向かう予定でしたが、JR舞子駅に着くと人身事故で運転を見合わせていたので、隣にある舞子公園駅から山陽電鉄に乗り、飾磨駅で乗り換えて、山電網干(あぼし)駅を目指すことにしました。

網干(姫路市網干区)は私の母の生まれ故郷で、幼少の頃から祖父母の家にはよく行っていたので、懐かしい土地です。網干には特に有名な観光拠点がある訳ではありません。祖父母も他界してしまい、かつての家ももう残ってはいないので、足が遠のいていましたが、自分の幼少時の記憶を辿る為に、久々に訪ねたくなりました。

網干港に近い祖父母の家があった場所や、昔よく遊んだ運河べりや路地、思いの他小さかった網干公園を散策出来ました。昔を思い出して、ほっこりした気分になりました。

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姫路 みゆき通り

網干から昼食を求めて姫路へ移動しました。姫路は、何と言っても国宝、姫路城が有名ですが、今回はパスです。

姫路駅近くの繁華街、みゆき通りには立ち飲み屋が多数あり、まだ午後の2時過ぎだというのに呑んでいるおじさん達がちらほらいました。その中の洋食屋の看板を見つけて飛び込み、日替わり定食を頼みました。このボリュームでコーヒー付き800円(税込み)。全体的に食べ物が割安です。

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夜は神戸で楽しむと決めていたので、早めに移動するか迷ったのですが、姫路駅に着くと、丁度良いタイミングで姫新線の電車があったので、「兵庫の小京都」の異名を持つ龍野(たつの市)に行ってみることにしました。

兵庫の小京都、龍野

揖保川沿いに栄えた龍野は、旧龍野藩の居城、龍野城跡周辺に趣ある武家屋敷や古民家が残る城下町です。薄口醤油のヒガシマルや手延べそうめんの揖保乃糸の本社もあります。作詞家、三木露風の故郷でもあり、このあたりの風景が、童謡「赤とんぼ」の原風景だと言われています。

急げば一時間程で散策出来るコンパクトな町ですが、時間があれば、古民家カフェでまったり過ごしてもいいでしょう。

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龍野の散策を終えた後は、本竜野駅へ。高校生の下校時間と重なり混雑する姫新線の電車に乗って、姫路へ戻りました。そこでJR山陽本線+神戸線に乗り換えて、神戸・三ノ宮駅まで移動しました。

心のふるさと、神戸でカツ丼&バー

夕食には、学生時代によくお世話になった吉兵衛のカツ丼を食べました。ここのカツ丼を最初に食べた時の衝撃は忘れられません。当時は三ノ宮センター地下街の外れにあるカウンターだけの小さな店舗でしたが、今は人気店になり、チェーン化して神戸市内で数店舗を営業しています。

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食事の後は、バーの街、神戸でハシゴ酒を楽しみました。

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この日は仕事のことをすっかり忘れ、充実したひとり旅となりました。

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