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金曜日の随筆:猫になりたい

猫になりたい 君の腕の中
寂しい夜が終わるまで ここにいたいよ‥

スピッツの隠れた名曲、『猫になりたい』の中に出てくるサビのフレーズです。1999年発売の彼らのベスト盤『花鳥風月』に収録されていて、そこで知りました。

当時はスピッツなのに猫の唄なの?と思いつつ、好きな曲で結構聴いていました。今でも気が付けば、時々メロディを口ずさんでいるお気に入りの曲です。(私、ペット飼うなら犬派なんですけど)

スピッツの楽曲は、ボーカルの草野正宗氏の書く歌詞の独特の世界観と柔らかいメロディーラインが好きです。押し付けがましくなく、聴く時に強い緊張感を要求してこないので、私にとっては、丁度いい距離感にいてくれるアーティストです。

この『猫になりたい』を聴くと、「肩の力を抜いて、自分のやりたいことをやりなよ」とやんわり背中を押されているような気がして、すごく気持ちが和みます。気持ちが高揚し過ぎていたり、逆に落ち過ぎていたりしていて、ニュートラルに戻したい気分の時に、このサビの部分が思い浮かびます。

昨日のバーホッパーの記事は割と熱量込めて書いたので、一夜明けて読み返してみると力が入り過ぎていて、気恥ずかしい感じがしました。バーに関する記事には、ついつい体重が乗って、熱くなってしまうようです。

今日は少し気持ちを緩ませて、仕事帰りにシュークリームでも買って、静かに金曜日の夜を迎えることにします。猫になって、誰かの優しい腕の中に居たい気もしますね。


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