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平成最後の‥
いよいよ2019年4月30日で平成が終わるということで、至る所で「平成最後の‥」という表現が使われるようになってきました。慶応(K)、明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)と繋いで、新しい年号はどうなるんでしょうか‥。噂されている安久(A)はイマイチな響きだと感じますが。
私は昭和で20年、平成で30年を生きている訳ですが、昭和時代に過ごした記憶の方が圧倒的に色濃く刻まれています。特に中学に入学した1981年から高校を卒業する1987年までに起こった数々の出来事は、当時ヒットしていた楽曲と一緒に、割と鮮明に思い返すことができます。多感な少年~青年時代に見聞きした情報や出来事から受けた影響は人間形成の上で大きいようです。私の価値観が、昭和時代に教え込まれたものや経験にかなり影響を受けていることは間違いありません。
一方で、青年期~壮年期を過ごした平成の記憶は、結婚、息子の誕生、アメリカ生活あたりを除けば、記憶が不鮮明なものも多く、いつ起こった出来事だったのか、記憶がゴチャゴチャになっています。「平成は瞬く間に過ぎ去っていってしまった」という印象です。気が付けばもう31年も経っていたのか‥というのが今の正直な実感です。
これからは、平成を総括するような書籍やテレビの特集番組が沢山組まれることになると思います。30年という長さは振り返って総括するには、丁度良い長さなのかもしれません。凝縮されたダイジェスト版の情報に触れると、「あぁ、そうだったな」という記憶が甦ってくるかもしれません。
平成も残り4ヶ月、カウントダウンに入りました。『1月=行く、2月=逃げる、3月=去る』という言葉があるように、例年1-3月は時間の経つのが早く感じる季節です。「平成最後の‥」を噛み締めながら、精一杯楽しみたいと思います。
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