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好きな仕事のスタイルを考える

2020年もスタートして二週間が経ちました。あらゆる意味で準備不足のまま迎えた新年でした。考える時間はたっぷりあった筈なのに、雑念が多くて、今のところ『人生後半戦を愉しむ』というコンセプト以外は、具体的な目標設定も曖昧なまま、モラトリアム生活を続けています。折角確保した自由な時間を効果的に消化出来ていない焦燥感があります。

会社員時代の生活パターン

私は28年半会社員生活を送りました。平日朝から夜まで会社に出勤して業務をこなし、土日祭日を休むというサイクルが生活のベースでした。

45歳頃までは仕事量も多く、頻繁に出張や残業をしていました。自分の持っているかなりの時間を会社の仕事に費やしていました。2年から4年のピッチで部署移動があったので、仕事の内容や果たすべき責務はそのたびに少しずつ変化しましたが、仕事のスタイルは大体同じ。日々のオペレーションを回す為に必要なタスクをこなし、トラブル対応をし、データを分析して近未来のビジネス予測をする=予算を立てる、という繰り返しでした。

会社員は、お金を稼ぐ為の仕事を自分の好き嫌いで判断してはいけないと思っていたし、やれと言われることをやると割り切って過ごしていました。

性格と好きな仕事

私はマンネリが嫌いです。前任者から引き継いだ仕事は大抵自分流にアレンジしました。それでも、新しく取り組む仕事に慣れてくると途端に飽きがきて、緊張感が緩み、油断する傾向がありました。

自分の創意工夫や自由裁量が許される仕事には向上心も沸き、腰を据えて取り組めます。ところが、マニュアルでがっつり縛られ、こまめに報連相を求められる仕事だとどんどんモチベーションを失っていきました。

会社側も私の特性は見ていて、やり方が確立していない仕事や自己完結的な仕事を割り振られていたように思います。会社のメインストリーム的業務より、傍流系の業務を得意としていたように思います。

働き方のタイプへの憧れ

地道にコツコツやる仕事は嫌いではありません。ただ、人からあれこれ指図されるような自由度が少なくて発展性(自己アレンジする余地が乏しい)の少ない仕事は苦手です。

今は、3ヶ月くらいの期間限定で集中的に取り組み、終わったら1ヶ月くらい充電期間があって、またメンバーも内容も全然異なる別の現場に‥ というようなプロジェクトを次々と渡り歩く仕事に憧れます。

理想は、集中的に働いている時期は仕事一辺倒で構わないから、終わったらまとまって長期間休む、というメリハリのはっきりしたスタイルです。アイスホッケーのように、短時間全力でプレーしたら、次々とフレッシュな選手と交替していく… あのイメージです。

アーティストのエド・シーランは2020年を休養に充てると発表しました。その道で実績と確かな腕がないとできない仕事スタイルですが、休み休み充電期間を挟みながら長く活動するのが、令和の時代に適した働き方の主流になるのではないかと感じます。

ではどうするの?

義務感で忙しく働いていた時は渇望感があって、あれもしたい、これもしたい、と発想豊かでした。制約があった方が、エネルギーが凝縮して発火し易くなるのかもしれません。

今もあれもしたい、これもしたいという気持ちはあります。ネガティブな感情を募らせることにはエネルギーを使わず、たっぷりとプラスのエネルギーを充電することに努めます。


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