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エネルギーの向きをコントロールする

本日、息子が体調不良で学校をお休みしています。1泊2日の家族旅行の疲れが出たのか、寒い気候に身体が対応できなかったのか、昼に食べた比内地鶏の親子丼がうまく消化されておらず、昨夜角館から帰る東北新幹線の中で嘔吐してしまったのです。

一晩ゆっくり眠って、体調はだいぶ回復している様子でしたが、まだ咳が少し残っていました。今週後半には学校のお泊り訓練旅行も控えているので、大事を取ることにしました。親の都合で無理させてしまい、息子には申し訳ない気分です。

旅行でエネルギー撹拌

そんなハプニングはありましたが、私自身は週末の東北旅行で心も体もかなりリフレッシュされました。

私は一箇所に長く止まっていると、心にマイナスのエネルギーが滞留して不調になります。なので、定期的かつ半強制的に「非日常感」の中に身を置いて、滞留しているマイナスエネルギーを撹拌することが必要だと考えて実践するようにしています。同じことを繰り返す変化の乏しいマンネリ生活に耐えられず、非日常的刺激を常に必要とする燃費の悪い人間です。

移動を伴う旅は、好いパフォーマンスを導き、健全で前向きな精神状態を保つための策の一つです。知らない街の空気に触れる、これまで知らなかったものを知る、はじめてのものに目をこらす、旅先のおいしいものを食べる、といった経験をすることで、沈殿物を対流させて心をニュートラルに戻し、エネルギーをプラス方向に流していけます。

エネルギーの使い方を意識する

自分の持っているエネルギーは、環境次第でポジティブにもネガティブにも変換できます。深刻なネガティブ思考に襲われていて、自力でポジティブ思考に転換するのがしんどい場合は、無理せずに他力や偶然に頼るのも悪くない発散法です。

・信頼する友人と会話を楽しむ、
・ふらっと旅に出る、
・居心地のいい空間で気に入ったお酒を飲む、
・心が揺さ振られる懐かしい音楽を聴く、
・魂が感銘を受ける本を読む… 

エネルギーの向きをネガティブからポジティブに反転させ、人生を豊かにするための小道具は身の回りに揃っています。人生後半戦をひとりだけの力で闘うと消耗も大きいので、辛い時には、人生前半戦で蓄えた資産とスキルを使って、甘えてもいいのではないかと考えています。

時間とエネルギーは、ポジティブに使っても、ネガティブに使っても、結局は消耗するものです。ネガティブな気持ちに支配されて悶々と過ごしても、腹は減ります。どうせなら、自分や社会や将来に役立つポジティブなことに使いたいものです。だからいつもポジティブに過ごそう! って、単純なことを言うつもりはありませんが、そうやって少しづつ人類は難問を克服していった気がするのです。

ではどうするか?

現実的な話、日本で暮らしていて、常にポジティブで居続けようと思うと、むちゃくちゃエネルギーを消費し、ひどく疲れます。世の中は相当にハードモードになってきています。私はもともとエネルギーに満ち溢れたタイプではないので、無理は禁物です。

とはいえ、不安や不満を直視し続けて、ネガティブな感情に支配された世界に沈澱し続けていても楽しくありません。両者を丁度いい加減にバランスさせていくのが人生後半戦を愉しむ秘訣なのでしょう。

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