松田聖子がトップアイドルだった時代
1980年代はソロアイドルの時代
先日外出中の信号待ちで偶然見た光景です。「へぇ〜 松田聖子、今はジャズもやってるんだ」と思い、写真を撮りました。
1980年代は、アイドル全盛の時代でした。夜のゴールデンタイムにはほぼ毎日のように歌番組が組まれていて、テレビで旬の女性アイドルを目にしない日はなかったです。アイドル全盛時代=テレビ全盛の時代でもありました。
私が覚えているのは、メジャーどころばかりですが、80年代初頭には、河合奈保子、松本伊代、早見優、小泉今日子、堀ちえみ(癌完治するといいのですが)、石川秀美、中森明菜、柏原芳恵、ちょっと後になると、斉藤由貴、本田美奈子、菊池桃子、南野陽子、荻野目洋子、中山美穂、浅香唯… と目白押しです。90年代以降はアイドルグループ全盛になっていきますが、80年代は圧倒的にソロアイドルが躍動していた時代でした。
時代のトップだった松田聖子
そんな1980年代の数あるアイドル達の中でも、最高峰の人気を誇ったのが、『聖子ちゃん』こと松田聖子であることにそれ程異論はないと思います。
私は熱心なファンではなかったですが、デビュー曲の『裸足の季節』から、1981年春の選抜高校野球の入場曲に採用された『青い珊瑚礁』『風は秋色』『チェリー・ブラッサム』『風立ちぬ』あたりまでの楽曲はよく覚えています。
そして、ユーミン(松任谷由実)が呉田軽穂の名義で楽曲提供している『赤いスイートピー』は、今聴いても本当にいい曲だと思います。私の少年時代を代表する歌姫でした。声がいいのです。聖子ちゃんをめぐる思い出を幾つか思い出しました。
①岩井俊二監督の映画『ラブレター』
この映画の中で、主人公(中山美穂)が、山で遭難したかつての恋人の思い出話を、彼の友人から聞くシーンがあります。それは、「遭難する寸前、あいつなぜか『青い珊瑚礁』を口ずさんでいたんだよね。松田聖子嫌いだったのに、なんでかな」(記憶は曖昧です)というエピソードです。
これ、とてもよくわかります! 私もなぜか、ピンチでテンパっている時とか、体調がすぐれずに寝込んでいる時に、『青い珊瑚礁』を口ずさんでいることがあります。
②グリコアーモンドチェコレートのCM
田原俊彦(トシちゃん)と共演したこのCMは、きらきらとした軽井沢の情景と『僕たちの青春はまだはじまったばかりだ』というコピーが印象的で、田舎の少年の妄想を駆り立てました。大人になれば、あんな感じで素敵な恋が出来ないものかと…(そんなに甘くなかったですね)。
③スーパーベスト4枚組
海外駐在員時代、日本へ一時帰国した際に立ち寄ったTower Recordで、CD4枚組の「松田聖子スーパーベスト」を買って帰ったら、妻の知り合いの奥様方の間でこのCDが大人気になりました。異国で聴くと、「くる」そうです。
かつてのトップアイドルも、もう40年近い芸歴を持つベテラン歌手です。ちょっと怖いですが、ディナーショーに行ってみたい気がします。いや、やっぱり少年時代の思い出のままにしておくほうがいいのでしょうか…。
今日はおっさんの思い出話でした。
サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。