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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2020年9月の記事一覧

『個人力』を読む

本日の読書感想文は、澤円『個人力 やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方』です。 澤円氏とは?著者の澤円(さわまどか)氏は1969年生まれ。長髪に口髭という個性的な風貌です。ご自身の自己紹介を援用します。 僕、澤円は、いま最新のテクノロジーをベースに、様々なテーマのプレゼンテーションや講演を年約300回行っています。同時に、大学の客員教授やスタートアップ企業の顧問など複数の仕事を持ち、自ら主催するオンラインサロンや、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」

『リビング・シフト』を読む

本日紹介する本は、柳澤大輔『リビング・シフト 面白法人カヤックが考える未来』です。 企業理念が素敵な会社著者の柳澤大輔氏は、鎌倉に本拠を置く面白法人カヤックの代表取締役社長を務める人物です。私は、面白法人カヤックが具体的にどのような事業を展開している企業なのか、詳しく知らないにも関わらず、その企業理念や社員の働き方はとても魅力的だと思っていました。 「旅する支社」という発想や、はじめにで書かれている以下には凄く共感します。鎌倉にしっかりと根を張りつつ、移動や自由な働き方を

『嫌われる勇気』を読む【第二夜】

本日の読書感想文は、岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』の【第二夜】(P59-124)です。読書ノートを書いていきます。 なぜ自分のことが嫌いなのか《P62-69》自分を変えたいのに自分の思い描くような結果が出せない… という挫折の経験が続いていくと自信が揺らいでしまいます。不甲斐ない「いまの自分」を受け容れることで態度が卑屈になってしまう場合もあるかもしれません。 青年の口にした悩みを分析する哲人のことばは的確だけに厳しいものです。あらゆる行動は自分が直視したくない現実を

『嫌われる勇気』を読む【第一夜】

本日の読書感想文は、岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』です。 原点に立ち返りたい気分なので本書は2014年に発売されて大ベストセラーになりました。私も初読時に感銘を受け、何度目かの再読になります。 本書に書かれたモノの考え方を自分自身の世界の捉え方の指針にしよう、と決意したことを覚えています。この本を読み込まなければ、自分自身が他者からの承認欲求が強く、他者評価で自分を規定するタイプであることに気付かなかったかもしれません。アドラー心理学(哲学)は割ととっつき易い概念では

『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』を読む

本日の読書感想文は、ジム・ドノヴァン『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』です。何度目かの再読になります。 生き詰まりを感じた時、読み返してきた書著者のジム・ドノヴァン氏は、アメリカの著述家です。私が、生き詰まりや閉塞感を感じた時に読み返してきた書の一つです。本書の「はじめに」で著者が、人生に破滅したどん底状態から立ち直ったことが記されています。 私はどん底まで落ちていった。もう我慢できないレベルまで到達していた。そのとき、心の声が「こんな生活