あえて”エコバッグ不要説”を唱えてみる

こんにちは、まーくと申します。

2020年7月1日から「レジ袋有料化」が本格的に開始になりましたね。

ご存じの通り、「レジ袋有料化」は「プラスチックごみ」の削減のための取り組みです。

すなわち「環境」、「エコ」に配慮した制度だということです。


しかし、このご時世において、あえて私はこの制度に「WHY?」を投げかけたいと思います。

つまり、「エコバッグ不要説」をここで唱えさせていただきたいと思います。


☆お断り:私は買い物でエコバッグや買い物カゴを使っています

私の主張を述べる前にあらかじめお断りしておきますが、私は普段の買い物において極力「エコバッグ」や「買い物カゴ」を使っています。

しかし、それは「買い物に行く」という目的をもって行動している時の場合の話であり、それ以外の用事の時は「できればエコバッグは持ち歩きたくない」と思っている人間です。

「エコバッグ」や「買い物カゴ」を使用しているのは、普段買い物に行っている「スーパー」などがもともとレジ袋を有料としていたことが、ひとつの大きな理由で、”節約目的”以上の理由は私にはほとんどありません。

もしレジ袋が有料化されていなければ、エコバッグなどを持たないで生活していたと思います。

そういった前提でここから先の話を読んでいただけると幸いです。


☆そもそも、エコバッグを持ち歩くことが”面倒”

最近、ショッピングモールなどのお客さんの人たちを見ていると、皆明らかに「エコバッグ」を持つために大きめのバッグやリュックを持っていたり、エコバッグそのものを手に持ち歩いていたりします。

これは、レジ袋有料化になる前にはほとんど見られなかった光景だと思います。

手荷物が多くなってしまうと、買い物にあちこち動き回るのも面倒になりますよね。

「レジ袋有料化」によってエコバッグを持ち歩かなければならなくなり、ショッピングの快適性というのは損なわれてしまった、と私は感じています。


☆エコバッグは「キャッシュレス決済」の時代と”逆行”する存在

それ以前に、時代はスマホなどによるキャッシュレス決済が進み、財布やバッグはどんどん小さくなる傾向にありました。

私のように多少なりともファッションに関心がある人なら知っていることですが、昨今トレンドのバッグは「スマホケース」ほどの大きさしかないような小さなサイズのものを首や肩にかける、という形態のものが増えてきています。

最近では「ミニ財布」といった、最低限の現金とカードだけが入るようなものも主流になっています。


しかし、そこに「レジ袋有料化」による「エコバッグ」が”乱入”してきたことによって、我々はより多くの”荷物”を持たなければならなくなりました。

せっかく「キャッシュレス決済」で財布やバッグが小さくなってきていたのに、その時代の流れと”逆行”してしまっているのが、この「レジ袋有料化」や「エコバッグ」の存在なのです。


☆エコバッグを忘れた時の「ストレス」の方が”損失”

これは人によると思いますが、「レジ袋有料化」によって「毎日エコバッグを持たなければならない」という”謎のプレッシャー”が世間に生まれてしまった気がします。

今までであれば、エコバッグがなくてもレジ袋をただもらえばいいだけの話でしたが、「レジ袋有料化」が明確になったことによって「エコバッグを忘れた」=「お金を損する」という発想に直結してしまうおそれがあります。

これは些細なことではありますが、我々の日常に”余計なストレス”がかかってしまうという懸念があります。


「今日エコバッグ持ってたかな?」

「エコバッグに入る分だけの買い物しかできない」

「やばい、レジ袋買わなきゃ」


このような「ストレス」は、おそらくこれまでの日常ではほとんど”気にならなかった”はずです。

たかだか「3円」や「5円」払うか払わないかの話なのですが、「レジ袋有料化」によって生み出された「ストレス」は、我々にはその”金額以上”の悪影響を与えているのではないか、と私は考えます。

この程度のストレスが直接病気の原因になるということはないと思いますが、何事も積み重ねです。

些細なストレスが積み重なったせいで、身体に不調が出てしまう可能性も否定はできません。

その遠因のひとつとして、もしかしたら「レジ袋有料化」が悪影響を与えることになるかもしれないのです。


☆たかだか「3円」「5円」を巡って言い争う”ばかばかしさ”

ひとつ例を出しましょう。

これは私がニュース番組でみた話題ですが、「レジ袋」にお金を払う払わないといったことで客と店員が言い争うといったケースが増えてきているようです。

おそらく客本人からすればよっぽどレジ袋にお金を払うのが気に食わないんでしょう。

しかし私からすれば「たかだか3円くらいのことで文句言うなよ。その口論してる時間の方が無駄だわ」と思ってしまいます。

ところが「レジ袋有料化」がなければ、このような問題はそもそも起こらなかったはずです。

この例は間違いなく、我々の生活に「レジ袋有料化」が何らかの”悪影響”を及ぼしていると言える典型的な事例ではないかと思います。


☆袋1枚くらいなら「無駄遣いを減らす」ほうが”有効”

ちなみに、ご存じだと思いますが、レジ袋は1枚せいぜい3円か5円です。

スーパーなどの価格変動や店舗による価格差、セールの有無などによって”一発”で増えたり減ったりする程度の価格でしかありません。

正直、普段の買い物を思えば誤差レベルです。

コンビニでペットボトル飲料を買うのをスーパーやドラッグストアに変えるだけで、簡単にレジ袋代は浮かせられます。

レジ袋代をケチるくらいであれば、むしろ自分の「買い物の仕方」「お金の使い方」の方を見直した方がよいと私は思います。


☆疑問:「エコバッグ」は本当に「エコ」か?

ここまでは、「環境面に配慮」という観点を全く無視してきました。

しかし、ここで「レジ袋有料化」になったことにより需要が高まっている「エコバッグ」について考えてみてください。


本当に「エコバッグ」が「レジ袋」より「エコ(環境にやさしい)」でしょうか?


「エコバッグ」も”モノ”である以上、製造や輸送が必要で、その生産過程において何かしらの”環境負荷”というのはかかっています。

私もこの記事を書いていて改めて気づいたので、明確なデータを示せるわけではないですが、「エコバッグ」の方がCO2排出量が多いなど、環境負荷が高いという見解もあるようです。(→参考記事


言い方は悪いですが、「環境」という分野には一見「地球にやさしい」という側面が強調されていますが、一方で「ビジネス」的な側面もあります。

「何か」を悪者に仕立て上げて「環境配慮」という”大義名分”を掲げて「ビジネス」や「金儲け」をしている人間たちが一定数この世の中にはいる、ということは理解しておいた方が良いと思います。

(あらゆる「ビジネス」がそういう”表”と”裏”があると思います。)

完全に余談ですが、なので私は「地球温暖化」や「CO2削減」に関しては基本的に「あまり信用していない」立場の人間です。


☆「エコバッグ」は経済的にも「エコ」ではない?

ところで、皆さんが持っている「エコバッグ」は”おいくら”のものでしょうか?

安いものでは100円程度から、オシャレであったり高機能なものであれば数千円~1万円近いものもあると思います。

仮にエコバッグが「1000円」だったとしたら、レジ袋が1袋3円と考えれば単純計算で「約333枚分」に相当します。

だいたい1日1回買い物をして、ようやく1年かけて元が取れる計算です。

複数のエコバッグを持っている場合、元を回収するのはもっと時間がかかります。

プラスアルファで、先ほど説明したような「持ち歩く手間」も加わってきます。


さて、このような「エコバッグ」は果たして経済的に見て「エコ」と言えるでしょうか?


レジ袋が有料だから、と節約のつもりで「エコバッグ」を使っていても、実は金銭的に”損”をしている、という可能性はないでしょうか?


本音を言えば環境問題とかどうでもいい、節約したいから「エコバッグ」を使っているんだ、という方。

その考え、改めた方が良いかもしれませんよ?


☆結論:特に”働いてお金を稼いでいる人”には「エコバッグはいらない」

個人的な意見、結論を述べます。

専業主婦など「自分でお金を稼ぐことができていない人」が少しでも出費を減らすために「エコバッグ」を使う、というのはアリだと思います。

ですが、「現在働いていて、お金を自分で稼いでいる人」については、私は「エコバッグを持つ手間」をかけるくらいなら最初から「レジ袋にお金を払う」スタンスでいた方が”賢い”のではないかと思っています。

レジ袋ひとつに「買う」「買わない」といって悩んでいるくらいなら、仕事を頑張るなり別のところで工夫してお金を節約するなりした方が、経済的にもよっぽどメリットがあります。


☆それでも、あれば便利だから使う

私は特にスーパーへの買い物の時には「ショッピングカゴ」を使っています。

理由は単純で「カゴのまま運べて便利だから」です。

私は一人暮らしなのでレジ袋を何個にも分けて運搬するよりも、カゴひとつにまとめて一度に運んだ方が楽です。

会計後に袋に商品を詰め替える必要もありません。これらは「レジ袋」にはない大きなメリットです。

何かを日常的に持つのであれば、こういった「レジ袋にはないメリット」を持った「エコバッグ」や「ショッピングカゴ」を持つことをオススメします。


ちなみに、私は日常のオシャレ用バッグとしても兼用できるものとして「THE SUPERMARKET TOKYO」というブランドのエコバッグ(マルシェバッグ)もクラウドファンディングで購入しました。

こちらはコンパクトな作りで普段使いにもおすすめです。



そんな感じで、今回はあえて「別にエコバッグって、いらなくない?」という話をしてみました。

何度も書きますが、私自身は普段エコバッグなどを使っている身なので、「俺は使わないぞ!」なんてことは言えないのですが、使わないスタンスを貫くのもアリじゃないかなと思ったので、こんな記事を書いてみました。

何かの参考になれば幸いです。


そんな感じで、今回の記事は以上となります。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

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