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『空無の森』 〜②不安と恐怖〜

幼少期の記憶。不登校とひきこもり、社会人になってからの挫折の日々を15年ほど前にブログにまとめたものです。

同じような体験をしている方に少しでも役立てていただけたらとの思いで、14歳から24歳までの約10年間のひきこもり期に感じたことを思い出しながら記録したノートが元となっています。

このノートを書くことで、傷付いた心が整理され、癒やされていくのを感じました。過去を思い出すのは辛い作業だったのですが、私にとっては「今」を生きるための必要な作業でした。

Ameba Blogに残しておいたものを、noteに移動し、残しておきたいと思います。文章は当時のままなので、若干古さを感じる部分はご了承ください。

そして、これまで『空無の森』を読んでいただいた全ての皆様、ご自身の辛さや悲しみを吐露し、シェアしていただいた全ての皆様、心より感謝申し上げます。

全16回を予定。


僕が物心をついて最初に記憶している感情といえば「不安」と「恐怖」だったのかもしれません。

人生において最初に味わう「不安」と「恐怖」という感情、それは人の心の奥に潜みながら、その大事な部分を浸食します。

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