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学ぶ姿勢、を学ぶ〜「小錦に学ぶ相撲」

日本の文化を「達人」の視点を通して紹介するスタートアップNaroの第2弾目のオンデマンドビデオ新講座がリリースされました。

そもそもNaroって何?というのを紹介してからこの小錦さん講座のポストをしようと思ってたのですが、順番よりも心の熱量が大事ということで、まずは小錦さんの講座のご紹介。

いずれこのnoteでも、なぜ私がNaroを熱く応援し、自分ごと化して動いているのか?というのを書く予定ですが、Forbes Japanで取材いただいた記事を貼ることにより一旦あとまわしっ!

異色の日米タッグ、日本発オンライン動画「Narō」とは?

「小錦に学ぶ相撲」に武士の姿を見る

さて、話を戻します。小錦さんのNaro講座、こちらは主に英語圏、海外の方向けに発信をしているのですが、日本語字幕で日本人も見ることができます。

Naroの成り立ち自体「日本の良さを世界の人に伝えることによりインバウンド観光が盛り上がるはもちろん、日本が持っている哲学や視座を伝えることが世界平和につながるのではないか?」というのもありスタートアップしているのですが、その思いを組んでくださっているのがこの小錦さん講座です。

私達の先祖が大切にしていた「武士道」が生きている相撲道を貫いた小錦さんの言葉には武士の礼節が学び取れます。それを小難しい話として聞くのではなく、小錦さんだからこそのテンポの良さと楽しい話題を込みで教えてくださるのが最高です。「武士道」を学ぶ際には葉隠入門が最高かと今まで思ってましたが、否、この小錦さんのNaro動画もわかりやすく最高です。

Naro「小錦に学ぶ相撲」のシーンより

さて、どういう方に見てもらいたいのか?海外の方に見てもらいたい!はNaroのミッションとして実施しているので良いとして日本では以下の方々に見ていただきたいなぁと思ってます。

【見てもらいたい人①挑戦している人】

全く知らない価値観のなかに身を置く壮絶さ、その乗り越えるヒントを小錦が教えてくれます。「小錦が10代でハワイから日本にやってきた」というトピックの裏の壮絶なストーリーは「新しいことに挑戦する」ことを意識している人には学びがたくさんあります。無一文で日本に来て入国に戸惑った話から「のこったのこった」の意味や様々なルールもわからず土俵にあがらなければならなかったプレッシャー、小錦の親が「日本ってどこ?」というような異国の地の異文化相撲にどっぷりとハマっていくまでにストーリー、そして小錦の自分に対する厳しさ、人に対しての礼儀を大切にする姿勢が壮絶です。小錦本人にお会いすると、とても優しくて人のことを大切にすることがすぐにわかるのですが、その小錦の人となりの背景には挑戦し続けた人間だからなし得た領域があり、達観している人とはこういう人を言うんだ、と実感させられます。

Naro「小錦に学ぶ相撲」のシーンより

【見てもらいたい人②リベラルアーツ、教養をたかめ方】

私は「相撲」は身近なものであっても、NHKで流れているなぁとか、スポーツの結果で誰が優勝したとかを見るだけで、技とかも「うっちゃり」とか「猫騙し」くらいしか知らなかったのですが、このコースのなかではプロの相撲取りしか学べない相撲の「型」についても教えてもらえます。小錦さんと一緒に出演してくださっている元「東桜山」の田代良徳さんは8歳のころからアマチュアずもうをしていたのですが、プロの世界に入るまで「型」を学んだことがなかったといいます。そのプロしか知り得ない世界を知ることができ、この先にもっと「なぜこの型が生まれたんだろう」など好奇心が湧いてきます。

あと、なにが素晴らしいって小錦さんや、出演者の田代良徳さん(元東桜山)、両國宏さん(元祥映斗)もex力士だからこそできること、ということで相撲の良さを子どもたちに教える、世界に巡業に行くという行動をとっています。このNaro講座に出演いただいたのもその理由からです。
そしてとても印象に残っているのは「現役の力士だったときに、みんなが力士によってきて縁起がよくなると笑顔になった。その笑顔を世界の人々にも伝えていきたい」と考えてらっしゃることです。

相撲は日本人のソウルフード

小錦さんはNaro講座のなかで以下のようにおっしゃってます。

「相撲はスポーツではなく文化だ」
「相撲は日本人のソウルフードだ」

Naro「小錦に学ぶ相撲」より小錦の言葉

たしかに!と思うと同時に、私は海外の方に会ったときに相撲がソウルフードである理由、日本文化として1500年の歴史がある、というのをこのNaro小錦さん講座を見るまで語れなかったと思う。自分自身が日本の代表として語る機会がある方にはぜひ見て頂きたいのがNaro『小錦に学ぶ相撲』です。

一人ひとりが自分の国に誇りをもって語れる国でありたい。そのヒントをくれた小錦さんに感謝です。

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