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猫ガン闘病記*簡単にはいきません

4月21日
ガン宣告を受けた10歳の女の子猫、にこ☆
元気はいいけど下痢してる。
熊本の母に電話。いろんな話の中で、にこ☆のこと心配してくれてた。母を信じてないわけじゃないけど、覚えていてくれて気にしてくれていたことがうれしかった。
「わたしの話は聞いてくれない」という、母に対しての思い込みは小さい頃からあるのだけれど、わたしは誰かに寄り添って話を聞いてるだろうかと、我が身を振り返る。

4月22日
にこ☆元気。すごく甘えるのに、警戒してすみっこにいる。
もう好きなように過ごしてほしいなって思えるようになってきた。獣医さんは急変の恐れがあると言ってるけど、そう簡単には逝かせない。

4月23日
ムスメと久々に半日外出。もう留守中に何かあるなんて思わずに、外出してもいいかなと、じぶんを許した。思ったことは現実になるのだから、あと5年は一緒にいると決めた。絶対そうなると信じてる。

4月24日
にこ☆もりもり食べる。「おかわりー」と言ってるようでついごはんをあげてしまう。
夕食にスペアリブの煮込みを作る。おいしい。飲みすぎた。気がついたら朝。記憶をどこに忘れてきたんだろう。にこ☆の写真は残ってる。

4月25日
にこ☆病院へ連れていく。
体重を測ったら重くなってた!先生もびっくりしてる。
「喜ばしいことだけどカラダの負担になるからほどほどに」
わかってるけどうるうるした目で、ちょうだいーって言ってるんだもん。ついあげちゃう。

4月26日
温度差が激しいと、人間も猫も温度調節が難しい。
人間はお風呂に昼過ぎからゆっくり入って、料理して夕方早いうちから冷たいビールを飲む。しあわせだ。調節なんて簡単にはできないけど、本能的にバランスをとってるんだと思う。
酒の肴に、昨日の残りのピーマンの肉詰めとこの日作った回鍋肉。お酒が進む。飲みすぎたけどよく眠れた。

4月27日
病院通いが週に1回でよくなって、にこ☆もわたしも安心したように過ごしてる。病院は命綱だけれど、できることならおウチでゆっくりしていたい。
どんなときも、ちょっとでもホッとするような気持ちでいたら、楽だし楽しいんだと、にこ☆の顔を見ながら思う。寝言言ってる彼女の横で、笑いながら猫たちを眺めてるしあわせ噛み締める。




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