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猫ガン闘病記*食事・運動・睡眠・忘却

6月3日
ガン宣告を受けた10歳の女の子猫、にこ☆
週に一回の診察のたびに、「4月に病気がわかって2ヶ月たったから、一度レントゲンを撮りましょう」と言われていた。
8時間ぐらい絶食して行かなくてはならないこと。それが飼い主にはストレスで。前の晩は22時以降、ごはんをあげないでがんばる。
当然、弟猫レオにも我慢してもらう。朝方「ごはんをくれ」と起こされる。ついイライラして怒ってしまう。レオにだけ隠れて少しカリカリをあげて、朝9時診察開始の病院に9時1分に到着。すでに4組ぐらいの人が待ってた。
かわいい柴犬さんをなでさせてもらう。
12歳の大人しい猫をつれた男の人と話す。
土曜の待合室で飼い主同士のコミュニケーション。分かち合えたみたいで少しほっとする。
10時ごろ診察室に呼ばれる。先生は忙しいし、たぶん名医だと思う。患者のこといちいち覚えてないだろうけど、にこ☆が3日しかあけないで来院したことで「何しにきた?」って感じだった。
「レントゲンお願いします」
結果は4月よりいくらかましになってたけど、相変わらず肺に影があって、苦しいだろうという診断。注射をして帰る。
どっと疲れる。睡眠不足もあって、飼い主はだるいしなんだか息苦しい。ピザをテイクアウトしてきて食べる。猫たちに多めにごはんをあげて、21時過ぎには眠る。小説になるぐらい鮮明な夢を見た。

6月4日
古い冷蔵庫の買い替えのために電気店へ。
20年近くお世話になった冷蔵庫とお別れのため、これから1週間かけて食材を消費する。当然、食糧の買い出しも慎重になる。
お昼に久々のラーメンを食べに行く。わたしはメン食いだ。麺だったら毎日食べれる。替え玉もして、こころも満たされた。
にこ☆は、人間が留守の間、ゆっくり寝れたのか、甘え度合いが2倍増しだ。たくさんモフる。
夜は炊き込みご飯と味噌汁と大量サラダで調整ごはん。

6月5日
月曜は週末の慌ただしさをリセットするように、掃除したり本を読んだりするのがクセになってる。
ある事情がいくつか重なって、昨夜、眠れなかった。こころを落ち着かせようと映画を観ていたら眠っていた。巻き戻して見るのはまたにしようと、簡単に夕食を作る。
鶏胸肉を砂糖と塩でもみ、にんにく醤油に漬けたあと焼く。きゅうり大根にんじんミニトマトのサラダを大量につくる。同居人に昨日の炊き込みご飯を食べてもらって残りは冷凍する。冷凍庫の整理が難しい。

6月6日
雨が降っていてちょっと肌寒い。猫が膝の上にいても暑くない。にこ☆を膝の上に乗せて本を読んでいたら、呼吸の速さが気になってそれどころじゃなくなった。
YouTubeでおすすめにあがってきた動画見る。パニック発作には「食事・運動・睡眠」が大事でそれだけに全力を出し、他はいいかげんでもいいじゃね?みたいな内容だった。わたしなりに解釈して、今この瞬間は他のこと全部忘れて「食事・運動・睡眠」に集中しようと思った。わたしは運動が足りない。ヨガ復活させたい。散歩もさぼりがち。
基本的なことがおろそかになると、こころが乱れるんだなあとぼんやり思う。

6月7日
獣医さんに相談していた弟猫レオとにこ☆のワクチン接種のこと。悩んでいたけど決行しようと決めて、弟猫レオをケージに入れようと抱っこする。察したのかすごい勢いで暴れ出すこと2回。わたしは傷だらけ(爪も切らせてくれない)で血が滲んできたから断念。
にこ☆も怯えたのか初めて?わたしに「しゃーっ」と威嚇。これでこころが折れた。病院断念。後日なんとか機嫌をとって、にこ☆だけ連れて診察に行くことにしよう。
獣医さんの話では、人間のコロナのワクチンと同じで接種したからといって発病しないとは限らないし、メリットもデメリットもあるという。すべて猫たちのストレスや体の調子を見て決めよう。
夕食に鶏肉とあさりのクラムチャウダー。お昼に食べたあさり入りのフォーがおいしくて、冷凍庫にむきあさりを買い足せないことを残念に思う。
だけど「食事・運動・睡眠・忘却」これが今のわたしの基本概念だ。忘れろ忘れろ。つらいこともうれしいことさえ忘れれば、もっと楽しいことが感じることができる。だってそれは初めての感動だもの。


ビニールを見つけるとぺろぺろなめる。エプロン状態のまま集中!



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