首相の苦悶*「スキを 押すな !」*KEROさんの世界
#もしスキがお金だったら
いただいたみなさんの募集記事に、PONOがショートショートを書かせていただいてます。
今回はKEROさんの世界↓
2021年には利用者数が260万だった note と言う記事投稿サービスは、その有用性と利便性、発信性、親和性、ありとあらゆる面において、他のソーシャルメディアを圧倒し、駆逐した。
たった3年後の2024年暮れには、国連がその価値を唯一無二と定め、世界唯一ソーシャルメディア認定されるに至り、世界各国はその国境をまたぐ全世界民の熱狂を受け入れ、国際note連合を発足した。
翌2025年には通称 国n連 が世界統一価値 ” スキ ” を制定。全世界でバラバラであった貨幣をすべて廃止し、” 1スキ ” を最小単位とする新しいモノの価値に改めた。
ルールは簡単
●”スキ”するのは無限にできる(相手のお金になる)
●”スキ”の数がそのまま収入になるけど、数はじぶんにしかわからない
("スキ"した数は 皆 が見れる)
そんな中、スキ インフレーションにより、「スキを押すな!」という世論が世界中に溢れた。
困ったのは首相である。
とくに先進国のとある首相は、だだでさえ政策の失態やプライベートな問題により支持率の低下で悩んでいた。
首相自身はスキを押すとき、自分を支持してくれる人には気前よくスキを押す。
が、世間は「スキを押すな」という流れ。
首相は考えた。
「我が国はスキがあふれる国家を目指す。
我々だけは愛があふれる国を目指し
スキを押すことを国をあげて推進する」
しかし…!
首相の心の声を秘書であるわたしが、内密にあなただけに言おう。
「我が国の首相は
国民のスキが得られないため破産宣告寸前なのだ。
スキがほしい!
わたしを救ってくれ!」
秘書であるわたしは「スキを押すな」に賛同する。
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KEROさん、ありがとうございました!
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