mariquita

北海道在住。外国語学習と旅行が好き。写真を撮ることや読書も好きです。

mariquita

北海道在住。外国語学習と旅行が好き。写真を撮ることや読書も好きです。

最近の記事

決断

悩んだ末、動物病院での仕事を 今月末で辞めることにした。 できるならもう少し頑張りたかったけど、 動物病院だって 使えない獣医師のためにお金を払いたくはないだろう。 「あまり迷惑をかけるなら、 辞めなくてはいけないと思っている」と言ったら 「では、どこかキリのいい所までで退職ということで」 と言われてしまった。 はい、迷惑だったのね(笑)。 分かってるけどさ。 もしかしたら、死ぬ気で頑張るから、と言えば 使ってくれたのかもしれないけど。 私を切りたいのが分かっている人の下で働

    • 知識と筋肉

      動物病院で働いて1ヶ月。 院長先生から「覚えが遅い」と言われてしまった。 これまで新卒で来た人、ブランクがあった人、他の分野から転向した人と比べ、かなり「できない」らしい。 そうか。みんなは、もっとちゃんとできたんだ。 私も毎日頑張っているだけに、ショックだった。 そして、今後はどうしますか? もっと努力しますか? それとも向いてなかったと諦めますか? そもそも、何としてでも 臨床獣医師として働きたいですか? と聞かれて、返事ができなかった。 もちろん小動物臨床の場に入ろうと

      • 無謀な挑戦

        先日のnoteにも書いたように、 院長先生ご夫婦のご厚意で、 週に3回、午前中に動物病院でパート勤務をさせてあただいている。 だいぶ成功率は上がったけど いまだに採血は「大丈夫かな?」と不安を抱えながら行うし、 院長先生が時々「◯◯の原因は?」「この検査結果から何が疑えますか?」と質問してくれることには1割程度しかまともな答えが返せず、 日々カルテを読んでは「この薬は何だっけ?」 「この検査だと何を疑ったのかな」と あれこれ調べて、 本を読んで知識を入れる、を繰り返している。

        • 途中経過

          動物病院で2日間の実習をさせてもらった後、 週3日、午前中のパートということで 3ヶ月の雇用契約を結んでいただけた。 もちろんありがたいのだけど はっきり言って給料泥棒だ。 まずは獣医師なのに、採血ができない。 学生時代は、犬や猫の採血は 首か前肢の静脈からしていた。 しかし、今の動物病院では後肢から採るようで… しかも大学卒業後は馬の採血しかしていない上、 ブランクは20年近く。 感覚も鈍るよね。 とは言うものの、 よく考えたら学生時代も採血に成功するまで 同級生より長く

          国家資格

          実は私は、3つの国家資格を持っている。 獣医師と、 国内旅行業務取扱管理者と、 全国通訳案内士(英語、スペイン語)。 この最後のやつを2つとカウントした場合は、4つになるのだけど。 私には、獣医師免許がある。 とは言っても、もう臨床から離れて20年近く経つので、運転免許証で言ったらペーパードライバー状態。 しかも大学卒業後、診療していたのは馬のみだ。 過去に何度か、獣医師の仕事に復帰しようと試みたことがある。 だけど馬の診療しかしてこなかったし、 細々と英語教室も始めてい

          国家資格

          生きるために働く

          私は今、主に英語を教える仕事をしている。 学校の先生ではなく、 某大手英語学校のフランチャイズという形で教室を開き、 放課後に子どもたちがやってくる英語塾の講師だ。 かれこれ17年続けているので 田舎の割には生徒数もそこそこいる。 それでもフランチャイズだから ある程度は会社に支払うし 教室の家賃などの経費もかかる。 収入はそれほど多くはない。 それでも続けているのは 自分の保険や必要な物を買えるお金くらいはもらえるし、 自分の得意なことを活かせるからだ。 この春にはガイド

          生きるために働く

          ツアーの振り返り(宮古)

          本日、無事に(でもないけど)ツアーを終えた。 最初の目的地まで1時間5分、次の目的地まで50分という、 「そんなに話し続けられる?」という区間も まぁ何とか乗り越えた。 最初のうちは例によって、 後ろの人を待ってたら勝手にどんどん行っちゃう人がいたり 集合時間や場所がよく聞こえなかったらしい人がいたりで(私が)不安に。 それでも「一緒に行かないと分からないから勝手に行かないで」と言えば待っていてくれたし 途中からはジョークも言ってくれたりで楽しい雰囲気だったと思う。 よかっ

          ツアーの振り返り(宮古)

          不安を抱えつつ...

          いろいろな不安を抱え、ガイド仕事のために東北に向かう。 もちろん初めて案内する場所だから、という不安もあるのだけど、今回はそれ以外の不安要素も多い。 行ったら何とかなるのかもしれないけど、不安なのでここで吐き出して整理してみようと思う。 移動経路は? 人が足りない、ということで 急遽業務がいただけることが決まってから、 北海道から東北地方のその町までの行き方を調べてた。 何で行っても不便。すごく時間がかかる。 ガイドブックや、その地域の観光課のHP何かも確認し、 一般的な

          不安を抱えつつ...

          ジョークのズレ

          ガイド中、やっぱりお客様が笑ってくれると嬉しい。 だから説明やトークの中にちょこちょこと 笑えるネタやジョークを仕込むのだけど。 最近、何を面白いと感じるか、 通訳案内士としてどう話すべきかの感覚は 人それぞれだなとも感じる。 今回は、そんなお話。 青と緑先日、ガイド業務で青森に行った。 とあるガイドさんが、 青森って、文字どおりには「青い森」ですよ。 森って緑でしょ? おかしくないですか? 信号も、どう見ても緑だけど 日本の小学校ではこれを「青信号」と言うように教えます。

          ジョークのズレ

          人生初のファンミーティングに行く

          先日、人生初の「ファンミーティング」というものに行ってきました。 ファンミーティング、文字通りアイドルのファンたちの集まりで でもライブじゃないんでしょ? おばさんが行っても大丈夫?? そんな疑問や不安を抱えて行ってきました。 そもそも、誰のファンなのか2年ほど前、何のきっかけもなく いきなり韓国語に興味を持って勉強を始めた私。 特に韓国旅行の予定があったわけでもなく、 好きなK-POPアイドルがいたわけでもなく、 韓ドラも見たことがなかったのに 何でいきなり韓国語だったの

          人生初のファンミーティングに行く

          最終結果発表

          2月2日にあった、 全国通訳案内士試験の結果発表。 試験から2ヶ月も待たされて 早く結果が知りたいと思う反面、 1月下旬からはソワソワと落ち着かなかった。 今年は2言語目であるスペイン語で受験した私。 なんと合格していました! おおっ!嬉しい!! 最終的な合格者(スペイン語)は10名で、 その中には同じ講座のクラスメイトも。 その人たちと自分のスペイン語力を比べると、 え?本当にこの中に私が入ってていいんですか? と聞きたくなる。 講座の先生が常々言っていたけど、 「試験に

          最終結果発表

          「利尻島から流れ流れて本屋になった」を読んで

          2023年最後の読書は、こちらの本。 内容は、もうタイトルそのまま。 北海道は利尻島出身の出身である著者(書店員さん)のエッセイだ。 故郷の話・子どもの頃の思い出を軸に著者の思いがつづられていく。 時々出てくるギャグ?ジョーク?の類は 好き嫌いが分かれるかもな・・・とは思うが、 情景や感情が、とても丁寧に書かれている印象だ。 やはり本に関わる仕事をするくらいだから 言葉を大切にしているんだろう。 好き、というか印象に残ったのは、 夢をあきらめた瞬間の描写。 あまり詳しく書いち

          「利尻島から流れ流れて本屋になった」を読んで

          通訳案内士試験(二次)その2

          今回は、通訳案内士試験に関する、ちょっとした失敗談というかハプニングの紹介(?)を。 道に迷う 私は、たぶん方向オンチだ。 初めて行く場所にはGoogle Mapが欠かせないし、 何ならGoogle Mapを使っても反対方向に歩くこともある。 だから、試験会場には早すぎるくらい早く行く。 今回も、電車が少し遅れたのに30分くらい前には到着した。 受付を済ませて待機場所の教室に入ると、一番乗りだった。 さて、混む前にトイレに行っておこう、と教室を出た。 受付のために並ぶ多くの

          通訳案内士試験(二次)その2

          通訳案内士試験(二次) その1

          1週間ほど前、全国通訳案内士試験(二次)を受験してきた。 昨年の試験でようやく英語のライセンスがもらえた私は、 数年後にスペイン語での資格も目指してみようかなと思っていた。 でも、某祝賀会で会った人に 「実は僕もスペイン語も目指してるんですよ。 今年も受けたんですけどスペイン語はダメでした。 対策講座、どうです?一緒に受けません?」 という感じに誘われ、 問い合わせてみたら受講できることが分かり、 勢いにまかせて受講を開始したら、 当然クラスメイトの皆さんは今年も受験するって

          通訳案内士試験(二次) その1

          「令和版 現代落語論」のその後

          先日、書評、というか読書感想文を書いた、こちらの本。 この本には二次元コードがついていて、 談笑版・改作落語がYouTubeで見られる。 書籍では改作のポイントなどが紹介されているけど、やっぱり活字だと「え?どういうこと??」という部分もある。 例えば、こちら(↓)の落語。 ※ひろのぶと株式会社のチャンネルでも、一部が公開されています。 分からないならメモを取れと言われた奥さんのひと言、 「ひらがながないんです」 私は何のことやらさっぱり分からなかったけど、ピンときた勘

          「令和版 現代落語論」のその後

          立川談笑「令和版 現代落語論」を読んで

          落語は、好きな方だと思う。 好きな落語のお話は?と急に言われても、2〜3個は挙げられるし 資格試験のために日本のことについてみっちり勉強したので 落語に関する基本的な知識は一般の人よりはあると思ってた。 でもこれって、冒頭で触れられている「(落語を)誤解している多くの人」の範疇なのかもしれない。 最初から自分の無知を実感してしまったので 謙虚な気持ちで読み進めていく。 この本では、 落語の歴史や現在の落語を取り巻く問題など 決して軽くはない話題も とても読みやすい文体で書か

          立川談笑「令和版 現代落語論」を読んで