通訳案内士試験(二次) その1
1週間ほど前、全国通訳案内士試験(二次)を受験してきた。
昨年の試験でようやく英語のライセンスがもらえた私は、
数年後にスペイン語での資格も目指してみようかなと思っていた。
でも、某祝賀会で会った人に
「実は僕もスペイン語も目指してるんですよ。
今年も受けたんですけどスペイン語はダメでした。
対策講座、どうです?一緒に受けません?」
という感じに誘われ、
問い合わせてみたら受講できることが分かり、
勢いにまかせて受講を開始したら、
当然クラスメイトの皆さんは今年も受験するって言うので
私も流れに乗って一応受けてみるか、と受けたら
なんとまぐれで一次試験が通ってしまったという・・・
まぐれでも通過は通過なので
二次試験も同じ先生の講座でみっちり勉強して
あまり自信は持てなかったけど
4月に比べたら格段に向上したスペイン語を携えて
東京に出陣(?)した。
英語以外の外国語は、二次試験の会場は東京のみ。
(英語は、大阪と九州にも会場があるはず。)
しかも、おそらく1組の試験官で
その言語の全受験生の試験を行うと思われる。
英語以外の受験者は、そのくらい少ない。
二次試験は
2分間のプレゼン、逐次通訳、実務質疑の3部構成。
試験時間はたったの10分で、
こんなに一生懸命勉強したのに
たったの10分で決まっちゃうのかよ、という気分は捨てきれない。
最初のプレゼンでは、私は「兼六園」を選択。
石川県の金沢にあって、
日本の3大庭園の1つで
池泉回遊式庭園なので、池があって庭の中を歩ける。
春は桜、秋は紅葉と、どの季節も美しい。
金沢は他にも行くべき観光地がたくさんあるよ
というような内容だったはず。
「はず」というのは
私のそんなに流暢じゃないスペイン語で
本当にそんなこと言えた?という疑問があるから。
それでも2分間、「あー」とか「うー」とか
余計な間を取らずに、とりあえず話し続けられたと思う。
私にしては、ほぼ奇跡。
でも後から思えば
有名な石灯籠や雪つりの話もするべきだったかな。
石灯籠については全く思いつかなかったけど、
あの形をスペイン語では説明できないと思うので
かえってよかったのかもしれない。
(雪つりについては、
プレゼン後の質問で少し説明することができた。)
通訳は、それなりにできたと思う。
いくつか単語が出てこなくて
例えば「苦味」を「何かあまりよくない味」とかに言い換えて
ごまかしたけど。
そして、最後の1単語が制限時間からはみ出したけど。
ざっくりとは訳せたんじゃないかな?
(甘いかな???)
実務質疑は、状況が与えられて行うロールプレイなのだけど
今回の試験官は、とても好意的だった。
こちらが答えやすいような設定にしてくれたし
(基本的な状況は与えられるけど、
細かい点は試験官と受験者が自由に作れる部分もある)
あまり変な質問もされなかった。
ちなみに、去年の試験官も割と好意的だったけど
1回落ちた時の試験官は、意地悪な質問を連発してきた。
今回は、問題にあったトラブルがあまりにあっさりと解決してしまい
時間調整のためか他の質問も複数された。
どの質問にもそれなりに答えられたと思う。
ただ、文法的なミスはあったかもしれないな・・・
全体を通して、
私の実力の割には
よどみなくスペイン語が口から出てきたと思う。
そして画面上じゃなくて
実際に目の前にいる人とスペイン語で話せたのは
とても楽しかった。
試験前は緊張したし、できれば今年合格したいけど
また来年、ということになっても
楽しめるんだろうな、という気はしてる。
発表まではあと1ヶ月半あるので
ソワソワしながら待つことにする。
(というか、待つしかない。)
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