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ホアキン・フェニックス:オスカー俳優、ビーガンそしてアクティビスト

先日、映画「Joker」で自身初めてのオスカー主演男優賞を獲得した超演技派イケメン俳優ホアキン・フェニックスは、伝説の俳優「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスを兄に持ち、俳優一家に生まれたハリウッドのサラブレッドであります。(ベン・アフレックも義理の兄弟になったそうです)そして彼はビーガンであります。さらにアクティビストとしても活動されています。

映画「Joker」でここイギリスでもアカデミー主演男優賞を獲得しましたが、そのセレモニーの数時間前、ロンドン塔でのアニマル・イコーリティーという団体と共に、自身の手首を欄干に縛り付け、「量産型畜産が地球を破壊していること」を訴えました。その翌日もロンドンのカーナビーストリートで地球を破壊する肉食をやめるように抗議活動をしたのでした。

その数日後オスカーでの受賞となったのですが、いつでも彼のスピーチには世界や万物の平等を訴える思いが込められています。

社会は今たくさんの様々な問題に直面している。性差別、人種差別や同性愛者、先住民、動物の権利などはすべて不正義に対する戦いとして共通して見られるだろう。私たちはある一つの国、一つの国民、一つの人種、一つの性別、もしくは一つの種がその他を支配コントロールし、利用し、搾取することに対して咎められないと言う考えに対して戦っている。人は自然とのつながりを断ち、人は宇宙の中心であると言う自己中心的な世界観を持つと言う罪を犯している。人は自然界の中に入り込み資源をも強奪している。牛を人工的に交配させ、仔牛が産まれると悲しのあまり泣き叫んでいるのにも関わらず母牛のもとから仔牛を取り上げる。そして人は仔牛の為に本来あるはずの母乳を取り上げ、自分たちのコーヒーやシリアルに入れている。- ホアキン・フェニックス(抜粋)

各国で起きている色々な問題は多様性を認めない事が根本にあると彼は言っていますね。人間が一つの種だとするならば、他の種を支配するのではなく認めて共存しなければいけない。

さっきもシドニーでの豪雨のニュースがありましたが、一難去ってまた一難です。世界各国で起こっている異常気象は、人が宇宙に住む種のバランスを崩したために帰ってきていることです。CO2削減で温暖化ストップを目指すのもいいですが、それを瀬戸内に新しい原発を建てる理由にしちゃあいけない。山口県上関です。核廃棄物の処理方法や場所も何も決めてないのにです。

日本では量産型畜産の環境への負担や他の種へのモラル欠如がリポートされませんね。スポンサー様や、忖度、同調大好き日本ではなかなか声が上げられないからいまだにくそ輸入肉を食べることに満足を感じる人がいる。(安い外食は全部輸入物です)小泉環境大臣が国連気候行動サミットでステーキ食べた事が西では叩かれてましたが、日本ではあまり…トップがそうですから国民が変わるわけがない。最近のティーンズ達が制裁好きな傾向にあるのも、正義を掲げれば嘘や攻撃もオッケーよと言う安倍自民党の信念を忠実に受け継いでおる。親が芸能人の不倫やらのワイドショーばっかり昼間見てるから頭が腐っていくんだよとは思うけど、ひゃー言えない、言えない。

セカイハオワル

イギリスの若者は近未来の地球の姿を悲観してに陥る子が増えているそうです。そんな時、丸っこい大きな体が可愛いミツバチの一種マルハナバチの絶滅が危惧されているらしいとのニュース。私のバルコニーにもたくさん来ていたのに、去年は公園でもあまり見なかった事を思い出しました。

人を殺す、レイプする、動物や自然を破壊する、嘘はつく、自己中でメンヘラで、人間って最悪な種だと相方や友人とよく話します。そしてどうにもならない不安や脱力に襲われる事があります。あーしんど。だけどもホアキンはオスカーのスピーチの最後にこう締めくくり私の心も少し救われたのであります。

私は人生でずっと悪人だった。自己中心的で冷酷で、一緒に仕事するのが難しい人間だった。だからこんな私にセカンドチャンスをくれたここにいる多くの皆さんに感謝しています。私たちはお互いを支え合うことができる。それは過去に犯した間違いを相殺する時ではなくお互いの成長を助け、教え合い、お互いを救済へと導びいていける。それこそが人間味において最高のものでしょう。私が17才の時、兄がこの歌詞を書いた。「愛をもって救済へ向かえ。そうすれば平和がその後を追うだろう」と。

あ、ちなみにJokerはとてもいい映画だと思いました。犯罪者を作り出す社会を描いており、見ていて痛々しかったり、誇張はもちろんありましたが、構造的にはその通りだと思いました。くそ社会あるある盛りだくさんです。

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