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食品廃棄について考えようーマリーナベイ・サンズの取組について

こんにちは。マリーナベイ・サンズ 公式noteです。
現在、世界各地で猛威を奮っている新型コロナウイルス (COVID-19)につきまして、マリーナベイ・サンズでは様々な取り組みを行っております。
マリーナベイ・サンズを訪れてくださる全てのお客様とスタッフの安全確保を最優先に活動を継続しております。

活動の詳細に関しましては、弊社メディアセンターの発表をご参照ください。

マリーナベイ・サンズノートでは、弊社の活動について日本語で公開しております。こちらもぜひご参照ください。

現在、マリーナベイサンズを訪れてくださるお客様に検温を実施させて頂いております。検温が終了後はお食事やアクティビティをお楽しみ頂くことができます。

今回は、お食事を楽しむ際にちょっと考えてみたい話題。
食品廃棄率削減についてです。

マリーナベイ・サンズには現在80軒を超えるレストランが皆様に楽しんで頂くため、日々様々なメニューを用意しております。
ただ、そのメニューを全てのお客様に食べて頂くことは出来ません。食べていただけなかった食事、ショップでの売れ残ってしまった食品、そのような食品を(悲しいですが)「食品廃棄物」と呼んでいます。

世界の食品廃棄量は年間13億トン(日本だけでみると年間643万トン)と言われています。人の消費のために生産、または調理された食糧のおおよそ3分の1が廃棄される計算になります。

参照:もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう


1:何故食品廃棄を減らすべきなのか

食品廃棄について多面的に考えてみましょう。そもそも何故食品廃棄を減らすべきなのでしょうか。それは、食品廃棄という行為は「食品を無駄にしているだけでなく、経済問題や、環境問題など、様々な問題を同時多発的に起こしているから」です。食物が生産されるまでの人件費や土地や水などの自然的側面、肥料、家畜の餌などその食物に関わる全てが食品が廃棄されることで無駄になってしまいます。

そして食料資源の不平等も見逃せない問題です。食品廃棄を課題としている先進国があると同時に飢餓に苦しむ国も世界中に存在します。もし、「まだ食べれるのに」廃棄されてしまう食品を飢餓に苦しむ場に提供できたら。。

マリーナベイ・サンズではこのような問題意識を単体ではなく多面的に「環境サスティナビリティ」として捉えています。食品廃棄に関しては「施設のすべてから食物廃棄を減らしたい!廃棄されたものを有効活用したい!」と考えています。ではどのような取組が行われているのでしょうか?

マリーナベイ・サンズでは施設内に2650個以上のゴミ箱を設置しています。その環境で、正しい分別を行います。廃棄処理には、1日に500キロの食品廃棄物を分解する機材を稼働させています。処理された廃棄物は「有機廃棄物」と「建築廃棄物」に分類します。再利用できるものは再利用を行い廃棄物の更なる削減を目指しています。


2:まだ食べられる食品はフードバンクへ

中身に問題はないけど包装や外部要因のために販売ができなくなった食品が多数あります。それはどこに行くべきでしょうか?
マリーナベイ・サンズ では、そのような食品を「フードバンク」に寄付する活動を行っています。さて、フードバンクとは何でしょう?
フードバンク(英: Food bank)とは、包装の傷みなどで、賞味期限切れなど品質に問題のある食品を除いた「品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品」を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動およびその活動を行う団体。のことです。

シンガポールには「Food bank Singapore」という団体があります。

マリーナベイ・サンズでは食品廃棄を少しでも削減するため、様々な活動を行っています。食品廃棄だけではなく自家栽培のハーブなども活用しています(これはぜひ別のnoteでご紹介したいです)。食品廃棄やフードバンク、自家栽培の活動を動画にまとめてみました。どうぞご覧ください。


3:私たちが、食品廃棄削減を目指してできること

では、私たちが「個人として」食品廃棄削減のためにできることは何でしょうか。あまり難しく考える必要はありません。まずは次の2点を意識してみることから始めてみませんか。

A:自分が食べられる分だけ頼んでみる
レストランでメニューを選ぶのはお客ですが、実は量もリクエストできます。まず、料理の量を聞いてみましょう。そしてもし多いな、大きいな、これは食べられない食材があるなと思ったら、減らせるかどうか、覗いてもらえるかどうかリクエストしてみてください。

「Can I have a half-portion?(量を半分にしてもらえますか?)」
「I don't want the tomatoesトマトは入れないで下さい)」

残す前に、こちらからリクエストをしてみましょう。


B:お持ち帰りをお願いする
どれも美味しそうで、ついたくさん頼んでしまった。食べられると思ったんだけど食べれなかった…という時も、もちろんあります。そういう時はぜひ

「Can I take away?(お持ち帰りにできますか?)」

と聞いてみましょう。
恥ずかしがらなくても大丈夫!マリーナベイ・サンズのレストランでは、例えそれがレブリティシェフレストランでも、食べ切れなかったお料理をお持ち帰りにすることができます(ビュッフェなどを除く)。

その際、レストラン側がちゃんとお持ち帰り用のボックスや紙袋などを用意してくれるので、こちらが入れ物を用意しておく必要は一切ありません。
ホテルやお部屋に戻ってお夜食などにどうぞお楽しみください。

さあこれで安心してレストランでのお食事をお楽しみください。
レストランの予約に関してはぜひこちらのnoteをご参照ください。

私共マリーナベイ・サンズは最善の環境を構築して皆様をお迎えできるように努力して参ります。
マリーナベイ・サンズでお待ちしております。

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