見出し画像

生きるとは希望をもつこと

ラーゲリより愛をこめて鑑賞してきた。
舞台は終戦後、満州に残留していた日本人が、ソ連から捕虜されラーゲリと呼ばれる収容所で抑留生活、奴隷的強制労働を強いられていた。

その中に”山本幡男”という男がいた。
山本は4人の子供そして嫁のモジミを日本に残し、いつかはダモイの日が来ると希望を信じ、過酷な生活の中でも人間らしさを忘れず生きていた。
病気で亡くなってしまうのだが、山本の想いを家族に届けようと日本に戻り仲間たちが届けていく。
死と隣合わせの日常、仲間の裏切りなどを経ながらも自分を信じ、仲間を信じ最後まで"希望”を忘れず生きていた。

人間を捨てる生活の中で、希望を捨てず生きていくにはどうするか。
生きていくことが当たり前ではない時代に、何を思い生きていくのか。
現代人には忘れかけている事を問われているような気がした。

主題歌の『Soranji』”何もしないで言えるように覚える”や”暗記する”という意味を持つ言葉らしい。映画とリンクしていて、歌詞をみるだけでも泣ける

最後のみんな空を見上げてる時、山本さんはいないけれど皆と繋がってるよってうメッセージがよかった。
疲弊する事が多く希望をもつことにどこか諦めていた自分だけど、希望もって生きる事も悪くないなと思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?