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人生に詰むことばっかだけど、立ち止まりながら進めばいい

人生に詰んだ元アイドルは赤の他人のおっさんと住む選択をした


を観に行きました。

元アイドルの大木亜希子さんの実話を元に創られた本作。

元アイドルの亜希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりだったが、ある日の通勤途中、駅で足が突然動かなくなってしまう。
メンタルが病んで会社を辞めた亜希子は、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の現実にぶちあたる。
そんな時、友人から勧められたのが、内の一軒家で一人暮らしをする56歳のサラリーマン、ササポンとの同居生活。
意外な提案に亜希子は戸惑いながらも、まさかのおっさんとの奇妙な同居生活をスタートさせ…!?

あらすじ

わたしは、亜希子さんのことは知らなかったのですが映画の中でみる限り、与えられたことをまっすぐに取り組む真面目な人。
周りの人達からも同じような言葉を言われていましたが、そんな彼女だからこそ仕事も恋愛も、私生活も全速力で走っている状態でとうとう足が動かなくなってしまったのかなぁと。
こういう経験、一度はありませんか?
真面目に仕事をやっていると
”周りの期待に応えたい” 
”自分はこんなもんじゃない” 
”もっとやれるはず”
 と思って益々自分を追い込んでしまいます。

なんだか主人公の気持ちが掬うように分かり、気づけば涙を流してました。

そんな時にササポンと出会い、人生の再出発をすることができます。
父親くらいの歳のおじさんと共に生活することって、結構抵抗はあると思いますが、この人はある意味おじさんっぽくない。
ただ話を聞くだけ、変にアドバイスしない。
何か悩んでいる時も話してみてとか無理に話をさせず
そっと背中を押してくれる。
いるだけで安心する 暖かい存在にいつしかなっていたんですね。

ちょっと話は逸れますが、おじさん役を演じた井浦新さんがおじさん過ぎて
やや猫背でゆっくり歩く感じや、話す口調や表情が穏やかな様子を上手く表現されていました。元々のイメージからがらっと変わった印象を受けて、役柄がちゃんと身になって表現されていて違和感なく見れて、役者さんってすごいなぁと思いました。

たぶん今のわたしに必要だから観ようと思った映画。
生きているのが辛い人にも是非みてほしいと思います。




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