うつ病になってからの友達との関わり方 2
前回うつ病になってからの友達との関わり方を掲載し、そこではうつ病になったことを伝えても良いと思った友達へのうつ病の伝え方とそれからの関わり方について記載しました。
今回はうつ病になったことを伝えなかった友達とその後の関わりについて書いていこうと思います。
まだまだうつ病が辛かった頃、何人かの友達から連絡をもらったのですがその中に”なんだか不快だな”と感じた友達がいました。
その友達とは10年以上の付き合いでした。うつ病になる前まではそんな風に不快を感じたことがなかったので、どうして不快を感じるのだろう。。と最初は焦りましたし、以前の自分は大丈夫だったのに今は不快に感じるなんて。。と以前自分と比較して今の自分にダメ出しをしていました。
でもよくよく考えてみるとその友達は一方的なところがあって、話しだすといつも自身の自慢話or誰かの愚痴でした。そして人の話は聞いていないという。笑
私は今までそれに対して何とも思ったことがありませんでした。そもそも自分がどうしたいのかわからなかったし、友達とはどういうものなのかが自分自身の中になかったのだと思います。
その友達が私と友達でいたいと言うから友達でいる。
完全に他人軸でした。笑
その上私はかなり義理堅い性格で『友達は大事にしなくてならない』なんていうマイルールを自分の中で作り上げていたので、たまに苦しくなることがありました。
連絡が来たら”早く返信しなくちゃ!”と思っていましたし、会おうと言われたら自分がどうしたいかはすっ飛ばして”会わなくちゃ!”と思っていました。
友達のペースに合わせることが自分にとっての”大事にする”だったので最終的に自分が苦しくなって当然ですよね;;
考え方があまりにも他人軸になりすぎていたところはうつ病になった原因の一つだと思っています。
うつ病がかなり辛かった時、その友達から連絡がくるとかなり強い不快感を感じたため、とりあえず自分を守るためにLINEをブロックすることにしました。
理由を伝えずにLINEをブロックすることには躊躇しましたし、自分の中にある『友達は大事にしなくてはならない』ルールが出できてすごく葛藤しました。
LINEをブロックする=友達を大事にしない自分=そんな自分はダメだ
↑のような思考になってしまってなかなかできませんでした;;
でもそんな思考が出てくる度に、どうしてその友達を大事にしないといけないと思うのか?本当に大事にしたいのか?と自分に問いかけました。
『とりあえず今は関わりたくない』『うつになったことも伝えたくない』それが私の心の回答でした。
今後もし関わりたくなったらブロックを解除すればいいや。そう思って最終的にはブロックすることに。
その後しばらく葛藤がありましたが時間が経つにつれて徐々に自分の心が楽になっていることに気づきました。
そして日々湧き上がる不快を受け止め続けるうちに自分はどうしたいのかがわかるようになり、少しずつではありますが自分の気持ちを優先できるようになってきました。
今まで超他人軸だった私にとっては大進歩です。
うつ病になっていろいろなことに対して不快を感じやすくなり、時にその不快感が強すぎてしんどくなったり本当に大変でしたが、今まで不快という負の感情を無視して自分で心の奥底に追いやっていたことに気付きました。
不快も自分の気持ちを知るために必要な感情なのに、それを自分自身で見て見ぬフリして感じないように無意識に我慢してしまっていたのです。
自分がどうしたいのかわからなくなってしまうのも無理ないですよね。
自分の気持ちがなかったわけじゃないんだ。ずっとずっと心の奥底にあって気づかなかっただけなんだ。そしてその奥底に追いやっていたのは自分だったんだ。
気づくことができてよかったです。
ちなみにうつが良くなった今でもその友達には連絡をとっていません。
理由は取りたいと思わないから。
それでいいやと思っています。
うつ病になって複数の友達と距離を置いた私ですが、うつが良くなった今では自分が関わりたい人と思った人と関わり大事にしたいと思った人を大事にする。それが自然とできるようになっています。
うつ病や他の精神的疾患で苦しんでいらっしゃる方は友達関係で悩んだり心配することもあると思います。特に疾患がない方でも、もしかしたら私のように他人軸になってしまっていたり、『〜でなければならない』というマイルールがあって苦しくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときはお友達と少し距離を置いて、自分の小さな心の声に耳を傾けてみると良いと思います。
最初は聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でも拾い続けていれば少しずつ大きくなって、後に自分自身が楽な方向へと導いてくれるはずです。
自分の心の声をたどっていけば、今後その方と関わるにしても関わらないにしてもきっと自分が納得する関係へと自然と変化いくのではないかと思います。
長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
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