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30daysblog

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2020/10/05- リトルヘルプのみささんに触発されて、30日ブログチャレンジ開始。ついに日本に本帰国?!年女、(残念ながらこの地で)5回目の誕生日。イギリス生活最後(と思わ…
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#海外生活

学習不可な”人間力”に頼りすぎない仕組み #26

うちのNPOでは、Feeling meetingという名のミーティングが月に一度ある。コロナのちょっと前くらいから始まったものだが、決まった型はなく、ただただみんながその場にいて、自分の気持ちなど、言いたいことを話すだけの1時間である。コロナ・ロックダウンで在宅になり早7ヶ月、雑談等の余白もなく、皆がオンラインに疲れているのを察したダイレクターが、会議やメールでアイデアを募ったところ、Feeling meetingの重要性が再確認され、あとはみんなでリラックスできる動画やサイ

やらないことリスト #27

誰しも、ポリシーとか美意識的なものがあって、これをやる自分は嫌だってのがあるのではないかなと思う。私のやりたくないリストを下記に記録(でもやってしまう時もあるから自戒も込めて) 1. 他人に意見を押し付けない 大学時代に体育会剣道部という、「超コンサバ」みたいな集団の中に4年間いたのだが、先輩や同期から自分の意見を”正義”のように押し付けられると感じることが多々あり、嫌だなと薄々感じていた。しかし、そもそも剣道が好きでも得意でもないのにその部にいるという無理が大き過ぎて、

みんながいいと思うものに共感できない時 #28

”VR技術で共感は生み出せるか、新たな「つながり」の可能性を探る”というタイトルのプレスリリースのシェアが、私のFB上で賑わっている。いくつかのNPOが協力して、VRを使って「直接体験することの難しい事象を擬似体験」し、中高生に「共感」を惹起させることで、SDGsの中の4テーマ、(1.貧困をなくそう 4. 質の高い教育をみんなに 7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 14. 海の豊かさを守ろう)について彼らが深く学べるコンテンツを開発する事業が、経産省庁のプログラムに

コグマのじいさんの生態 #20

30日ブログ、やっと2/3まできた・・・ちょっと疲れたので、コグマの話題をば。 コグマは今現在、スコットランドにいる。2泊3日のゴルフ旅行である。帰国内命が出るかと思っていた頃は「卒業旅行です」と言っていたが、帰国する見通しがなくなった今は「視察旅行です。現地のコロナの状況を見る必要があります」(じいさんは、会社のコロナ担当でもある)と全く解せない言い訳をして、いそいそとでかけて言った。なんと、月曜日は有給をとるそうだ。「仕事しなくてゴルフの聖地・イギリスに住めたら最高です

繋がりに癒される日- Lean on me #19

今朝の夢は割とはっきりと覚えている。大きなゴミを捨てる夢だった。夢占いサイトによると(私は夢をよく見るし、寝言も相当言うのでブックマーク)、ゴミを捨てるとは「心機一転。再スタートしようとしている。問題解消。運気好転」ということらしい。 朝一でダイレクターとのスーパービジョンだった。私の今後の計画の話と、最近の仕事について、私が今思っていることを色々正直に話す。先週金曜日、サプライズで私のバースデーソングをミーティングで歌ってもらった時、帰国内命がなくてすごいがっかりしていた

コミュニティー:人の生を支えるもの #16

ロックダウン以後の新しいタスクの1つは、「難民のメンバーに定期的に電話をかける」というものだ。ロックダウンのために、オフィスやガーデンで皆と会えなくなってしまったが、代替として2週間に一度のzoom上のコミュニティギャザリングやその他のオンラインアクティビティはある。そして、難民申請やセラピーや諸々の生活のサポートのための「特定の目的」を持った電話をケースワーカーやセラピストがかけることはあるけれど、スタッフも忙しいから、なかなか雑談ができない。ロックダウン前に週2で皆でご飯

だんだん自分になる #17

小さい頃は、「賢くて、優しくて、美しい女の子」的なものになりたかった。その漠然とした理想のイメージは、灰谷健次郎の「少女の器」の「紡」(つむぎ)だろうか(私も記憶が定かでないし、読んだことがある人がいるだろうか・・)。”両親は離婚したが、未だに恋愛関係のもめごとが絶えない母親に対して、大人顔負けの鋭い批評を口にする紡は、その裏に繊細な心と感受性を秘めている”、という設定なのだが、その”大人びた賢さ”と人の痛みを繊細に感じ取れる感受性と優しさに憧れた。そして、私の中の彼女のイメ

叶姉妹以外にも使える”ゴージャス” #18

イギリスに来る前は、ゴージャス(Gorgeous)という単語は叶姉妹のような人や華美でラグジュアリーな何かにだけ使うものとばかり思っていた。 しかし、イギリス人は天気にもゴージャスを使うし、何より私が驚いたのは赤ちゃんにもゴージャスを使うことである。青空で、空気が澄んでいる気持ちの良い朝などは、みんなThe weather is so gorgeous!だなんて言っていて、まあ曇りがちでじめっとしたイギリスで、青空ってだけで素晴らしいからゴージャスを使う気持ちは理解できる。

反人種差別ミーティング #15

ロックダウンの最中に全世界的に沸き起こったBlack Lives Matter運動は、イギリスに爪痕を残し、ピークはすぎたものの今でもBBCやメディアは必ず人種差別の問題をどこかで取り上げている。 難民支援NPOの新しい理事が、団体内でも反人種差別のアクションを起こすべきだと考えていて、そのリード役を買ってでていると聞いたのは数週間前だ。金曜日の難民メンバーとのzoom上の集まりで、その新しい試みについて発表され、興味があるメンバーがその会議に参加することになった。私も、自

ジム・ロジャーズの警告- 日本の未来を憂う #14

ちょっと前の朝日新聞に、”ジム・ロジャーズ、最後の警告「菅政権で日本は衰退。国民は苦しむ」”というタイトルの記事が出ていた。 「菅首相は安倍路線の継承を訴えている。これでは、日本の衰退は必然である。やるべきことはわかっている。大胆に歳出削減をする、移民を積極的に受け入れる。しかし、日本が変わることはないだろう。 残念ながら、このままいけば日本は100年後にはなくなってしまうかもしれない。(略) であるならば、結論は1つだ。日本の若者よ、日本の外に飛び出しなさい。中国でも韓国

どうやって歳をとるか- Get Wild 聴きながら#7

Twitterで先日”Get Wild 退勤”というものを見かけてから(退勤する時にドアを開けると同時に、TM NETWORKの名曲「Get Wild」を聴くというもの)、Get Wildブームが私にやってきて朝の筋トレ時にかけるようになった。それで3年前、5年前のTM NETWORKのライブ映像をみて、かっこいいーと思った。宇都宮隆はこのライブ時、57歳・59歳(今現在62歳らしいから)。私の前職だと、50歳超えると出向するから、職場にいる部長とかはせいぜい50歳で、それ以

何も起きなかった内命日 #8

昨日はよく眠れなかった。帰国内命の電話がかかってくるかどうかのいわゆる運命の日の前日だったからだ。クラス替えの前日、試験や面接の結果がわかる前日のようなちょっとわくわくした気持ちと、でも、もし電話がかかってこなかった場合どうしようかという不安の気持ち。何も言われなかったら、また数ヶ月帰国が遅れることになる。ビザがこの12月で切れるから、さすがに帰国内命が出るだろうと思って、私はほうぼうで「さすがに10月は帰国内命が出て、年明けくらいには帰る」と言っていた。イギリスでやりたかっ

誕生日の祝い方 #9

本帰国が遠のいた明くる日13日は、私の誕生日だった。誕生日と一緒に本帰国が決まって「私の新しいチャプター!」と思ってたのが、だいぶずっこけたが、まあ仕方ない。昨日私がしょげていたのを見ていたせいか、コグマのじいさんがひっそりとホールケーキを買ってきた。こんなことは結婚して8年で初めてである。あと、丸いホールケーキを買ってもらったのも人生で初めてな気がする。 コグマがハッピーバースデーの歌を歌い(ハッピーバースデー ディアマリコ○○才とわざわざ年齢を強調)、願いを込めてろうそ

全く書く気になれない10日目 #10

来年1月には帰るかなと思っていたが、ビザ延長したことで全く見通しがつかなくなった。ビザはまさかの2024年11月30日期限らしい(通算9年のもの。そんなのいらない)。NPOのダイレクターにも少なくとも2月始めまでは英国にとどまる旨連絡をいれた。 正直、私が来年以降もこの国にいても意味がない。2月以降もいるとか、気が遠くなる。こぐまも「期限をもうけた方がいいかもしれません」というので、様子見つつも自分の中で2月と区切ろうかと考え始めている。じいさんを置いて、東京に帰るという案