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30daysblog

30
2020/10/05- リトルヘルプのみささんに触発されて、30日ブログチャレンジ開始。ついに日本に本帰国?!年女、(残念ながらこの地で)5回目の誕生日。イギリス生活最後(と思わ…
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記事一覧

いつか、誰かと一緒に、変化を起こせるように#30

今日で30日ブログが終わると思うと、ほっとする。毎日休みなく書くのは、やはりちょっと負担であった。いくつかお疲れポイントを言うと、 1. 他の時間が減る(特にネタが浮かばない時。ただただボーッとしてるだけと化す)2. 寝る直前に書くから(マストだけど、優先順位が低いため)交感神経昂って眠れなくなる 3. 飛んで火にいる夏の虫よろしく、自ら進んで人様に粗を晒している 特に、3が大きいかもしれない。言わなかったら、ミステリアスなお姉さんを装えるかもしれないのに(まあ普通に会

イギリスの美的感覚 - No Braも有り〼 #23

イギリスの服は、日本に比べて大胆な柄とかビビッドな色が多い気がする。そして特筆すべき特徴として、”シャープでかっこいい””セクシー”というのが、”可愛い”よりも優先されているように思う。日本で流行ってたワイドパンツやフワッとシルエットも、ロンドンで売ってないわけでもないけど、日本的な”ゆるふわ可愛い”シルエットを着ている人に遭遇したことはあまりない。 私は、タイトなシルエットと鮮やかな色が好きなので、まあ好みはイギリスよりなのかもしれない。 イギリスにいる女性の服装でいつ

Boundary (境界)と携帯電話 #24

最近、難民支援NPO用のスマホ(私専用)をゲットした。オフィスが空いていた時は、オフィスの電話があるから、自分の携帯から難民のメンバーに電話をかける必要は一切なかったのだが、在宅になってからは、自分の携帯から非通知で電話をかけていた。なぜ非通知かと言うと、「難民メンバーにスタッフのプライベートな情報は決して渡さない」という原則があるからだ。我々は第二の家族のような関係ではあるけれど、アクティビティ以外では外で会ったりはしないし、勤務時間以外に電話をかけたりもしないし、スタッフ

人との付き合い方 #25

スーパー知り合いが多い、というわけでもないが、多分そこそこ知り合い/友達はいると思う。会社を辞めようと思い始めたあたりから、自分の行動範囲は少しずつ少しずつ広げてきたから。結局1回会ったきりって人も相当数いただろう。一方で、数年に一度しか会わなかったりするのに、なんだかすごい気になったり、どこかで繋がったりって人もいる。 ずっと一緒にいたのに、人生のステージが変わって自然と離れて行った人もいたり。 10代の頃とか若かりし頃は、友達には私をわかってほしい!!みたいな気持ちが

学習不可な”人間力”に頼りすぎない仕組み #26

うちのNPOでは、Feeling meetingという名のミーティングが月に一度ある。コロナのちょっと前くらいから始まったものだが、決まった型はなく、ただただみんながその場にいて、自分の気持ちなど、言いたいことを話すだけの1時間である。コロナ・ロックダウンで在宅になり早7ヶ月、雑談等の余白もなく、皆がオンラインに疲れているのを察したダイレクターが、会議やメールでアイデアを募ったところ、Feeling meetingの重要性が再確認され、あとはみんなでリラックスできる動画やサイ

やらないことリスト #27

誰しも、ポリシーとか美意識的なものがあって、これをやる自分は嫌だってのがあるのではないかなと思う。私のやりたくないリストを下記に記録(でもやってしまう時もあるから自戒も込めて) 1. 他人に意見を押し付けない 大学時代に体育会剣道部という、「超コンサバ」みたいな集団の中に4年間いたのだが、先輩や同期から自分の意見を”正義”のように押し付けられると感じることが多々あり、嫌だなと薄々感じていた。しかし、そもそも剣道が好きでも得意でもないのにその部にいるという無理が大き過ぎて、

みんながいいと思うものに共感できない時 #28

”VR技術で共感は生み出せるか、新たな「つながり」の可能性を探る”というタイトルのプレスリリースのシェアが、私のFB上で賑わっている。いくつかのNPOが協力して、VRを使って「直接体験することの難しい事象を擬似体験」し、中高生に「共感」を惹起させることで、SDGsの中の4テーマ、(1.貧困をなくそう 4. 質の高い教育をみんなに 7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 14. 海の豊かさを守ろう)について彼らが深く学べるコンテンツを開発する事業が、経産省庁のプログラムに

場の深度を深める方法 #29

イギリスは、今週木曜日からレストラン・カフェ・パブの店内で飲食ができなくなる。いわゆる2回目の「ロックダウン」が始まる。最後の駆け込みで「駐妻」の友達とホテルのテラス席でお茶をした。 でも、今1つ、深掘りできなかったと家に帰ってから思う。一番理想は、相手と私の波長や関心があって、何もしなくても、わざわざ引き出さなくても、色んな話が出てくる場合だ。それか、たくさん言葉を交わしたわけでなくとも、何かこう、居心地のよい感じを味わえる場合もある。そのどちらにも当てはまらなかった場合

コグマのじいさんの生態 #20

30日ブログ、やっと2/3まできた・・・ちょっと疲れたので、コグマの話題をば。 コグマは今現在、スコットランドにいる。2泊3日のゴルフ旅行である。帰国内命が出るかと思っていた頃は「卒業旅行です」と言っていたが、帰国する見通しがなくなった今は「視察旅行です。現地のコロナの状況を見る必要があります」(じいさんは、会社のコロナ担当でもある)と全く解せない言い訳をして、いそいそとでかけて言った。なんと、月曜日は有給をとるそうだ。「仕事しなくてゴルフの聖地・イギリスに住めたら最高です

非王道型キャリア - 30代後半での挑戦 #22

来春から働くとなると、日本での就労は5年ぶりである。4年弱のブランクは想定していたが、5年とは思っていなかった。よくキャリアの王道は20代でがむしゃらに働いて型を身につけて、30代で広げてうんぬん、みたいなことを聞く気がするが、私はそもそも働き始めるのも遅かった割に、30代前半の働き盛りに退職し、妊娠出産育児という大仕事をするわけでもない長い人生の夏休みに突入したあげく、セクター を変えて0からのスタートという、巷で言われているキャリア形成の王道からは外れまくったパターンであ

プチネトウヨと左翼ババアの結婚 #21

もう今日も頭回らず、昨日の続きのようなコグマのじいさんの話題。 コグマのじいさんと私は、結婚当初、どう考えても、政治思想や思考の方向性は真逆だった。コグマは経済学部出身で数字とゲームは大好きだが、あまり勉強せずギリギリ卒業し(パチンコと居酒屋のバイトの日々)、私が専攻していた社会学なんてものに触れたことは一度もなかった。私は社会学というマイナーなものを大学と大学院で専攻しており、”社会の常識を疑う”みたいなことをずっとやってきていた。社会の弱者に目を向けるような政党を大事に

繋がりに癒される日- Lean on me #19

今朝の夢は割とはっきりと覚えている。大きなゴミを捨てる夢だった。夢占いサイトによると(私は夢をよく見るし、寝言も相当言うのでブックマーク)、ゴミを捨てるとは「心機一転。再スタートしようとしている。問題解消。運気好転」ということらしい。 朝一でダイレクターとのスーパービジョンだった。私の今後の計画の話と、最近の仕事について、私が今思っていることを色々正直に話す。先週金曜日、サプライズで私のバースデーソングをミーティングで歌ってもらった時、帰国内命がなくてすごいがっかりしていた

コミュニティー:人の生を支えるもの #16

ロックダウン以後の新しいタスクの1つは、「難民のメンバーに定期的に電話をかける」というものだ。ロックダウンのために、オフィスやガーデンで皆と会えなくなってしまったが、代替として2週間に一度のzoom上のコミュニティギャザリングやその他のオンラインアクティビティはある。そして、難民申請やセラピーや諸々の生活のサポートのための「特定の目的」を持った電話をケースワーカーやセラピストがかけることはあるけれど、スタッフも忙しいから、なかなか雑談ができない。ロックダウン前に週2で皆でご飯

だんだん自分になる #17

小さい頃は、「賢くて、優しくて、美しい女の子」的なものになりたかった。その漠然とした理想のイメージは、灰谷健次郎の「少女の器」の「紡」(つむぎ)だろうか(私も記憶が定かでないし、読んだことがある人がいるだろうか・・)。”両親は離婚したが、未だに恋愛関係のもめごとが絶えない母親に対して、大人顔負けの鋭い批評を口にする紡は、その裏に繊細な心と感受性を秘めている”、という設定なのだが、その”大人びた賢さ”と人の痛みを繊細に感じ取れる感受性と優しさに憧れた。そして、私の中の彼女のイメ