見出し画像

今年コピティアムで(4月13日#喫茶店の日)

喫茶店といえば一番に思い浮かぶのは日本の「ルノアール」。

ルノアールは東京や神奈川などの首都圏に店舗を展開する喫茶店です。
東京に行ったら「ルノアール」に行きたいと思うきっかけとなったのは、せきしろさんの「去年ルノアールで」というコラム集からでした。

喫茶室ルノアールに集う人々の様子を描いたコラムはくすっと笑えて脱力する…コーヒーを飲みながらゆっくり読んでいたい本です。
深夜ドラマにもなっていて、星野源さんや南海キャンディーズの山里さん、バナナマンの日村さんなども出演されていました。


4月13日は1888年に東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開店したことを記念して喫茶店の日とされているそうです。

実は、マレーシアにも日系の喫茶店は出店していて、ミッドバレーという地域に星野珈琲店があります。
ちょっとお値段は高めですが、メニューには星野珈琲名物のパンケーキや星野ブレンドなどもあって日本の喫茶店の雰囲気を味わえるのでたまにいきたくなりますね。

店内の内装も日本の星野珈琲と同じように革のソファにシャンデリア、ちょっと暗めの照明で懐かしい気持ちにもなれます。


日本の喫茶店も良いのですが、実は、マレーシアにはコピティアムというローカルカフェがあり、いたるところで紅茶やコーヒーが楽しめるのは嬉しいところです。

マレーシアのカフェ、コピティアム文化はなんと150年以上の歴史を持ち、マレーシアの人たちには欠かせない憩いの場所。
私の家の近くにも朝早くから開店しているコピティアムがあって、朝昼晩と珈琲や軽食、食事を楽しむ人たちでにぎわっています。

コピティアム文化はもともとイギリスの植民地であったことの名残とも言われていますね。
伝統的なマレーシアの料理や飲み物と西洋文化の融合、ちょっと賑やかな雰囲気の中、1杯50円程度でコーヒーが飲めるコピティアムは私も大好きです。

せきしろさんの著書「去年ルノアールで」の中では、せきしろさんがルノアールで遭遇した様々なちょっとおかしく不思議な人たちが描かれているのですが、マレーシアのコピティアムでも色んな人がいて面白く私も人間観察をしています。

基本的に店員さんたちは歌っていたりと陽気、インド系のおじさんは甘いコピを飲みながらおしゃべり、中華系の女の子はスマートフォンでビデオ通話… なぜか、マレーシアの人たちは音楽を聴くときなどイヤホンを付けない人が多いので店内はBGM以外の音で溢れています。

そんなマレーシアの日本よりも賑やかなコピティアム、私は静かにコーヒーを飲むことが多いのですが、周りの陽気な人たちをみていると退屈をすることもありません。

いつか「今年コピティアムで」という本を書いてしまうかもしれないな、と思いながら、マレーシアの喫茶店でコーヒーを飲みたくなりました。

明日は仕事が終わったらコピティアムを覗けたらいいなと思います。

本日もお読みくださりありがとうございます。






この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?