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「自分を責めてしまうあなたへ」3つの処方箋✨(大川隆法先生ご説法「自分を許す勇気を」より)

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いつも見て下さる方がいるからこそ、こうして書き続けることができています。
本当にありがとうございます。

大川隆法先生の累計3500回の法話3100冊以上の著書の中から、人生を豊かにする智慧をご紹介しています!

今回のテーマは、「自分を責めてしまうあなたへ」。

ご紹介するご法話は、「自分を許す勇気を」(大川隆法著「大悟の法」第2章「罪を許す力を」より)です。

「自分を責めてしまうあなたへ」

失敗してしまったとき。
取り返しのつかない過ちを犯してしまった時。


自分ではどうすることもできないし、自分を許すこともできないですよね。

そんな時こそ、宗教的な言葉に触れることが、皆さんの心を潤し、未来を明るく照らすと信じています。

それでは、ご法話「自分を許す勇気を」から、3つのポイントをご紹介します。

公式YouTubeにも御法話の映像が出ていましたので、お時間許す方はぜひ、動画の方もご覧くださいね。


「自分を許す勇気を」

この世においては、この世で生き抜くための方法、知恵を駆使して戦うべきだと思います。

ただ、いくら知恵を駆使して戦っても、人間として、勝てない戦いはやはりあります。

たとえば、みなさんが「どうしても総理大臣になりたい」と思っても、なれる見込みはあまりないでしょう。確率的に見れば、千分の一も万分の一もないでしょう。

それでは、総理大臣になった人が、みなさんよりも優秀かといえば、それほどでもないことでもあります。

不思議なことですが、総理大臣になる人は、そういう運命にあったとしか言いようがないのです。

逆に、そういう運命にない人は、「総理大臣になりたい」と思っても、なかなかなれず、敗れる可能性の方が高いのです。(中略)

ある程度、冷静に考え、この世的な力を尽くして戦い、勝つべきではありますが、勝てずに、負け戦になる時もあります。

その時の踏ん張り方、耐え忍び方が大事なのです。 


知恵を尽くしても勝てず、敗れ去ったとき、次に必要なのは何でしょうか。

それは勇気です。

どのような勇気であるかといえば、自分を許す勇気です。

「自分はだめなのだ。こんな人間はだめなのだ」と自分を責める思いもあるでしょうが、自分を許す勇気も必要です。

「自分なりによくがんばった。力の限りを尽くした。しかし、力及ばなかった。これについては、しかたがない」と自分を許す力、自分を許す勇気が必要なのです。

「一生懸命、努力し、がんばったけれども、武運つたなく、どうしても成功に届かなかった」というときに、潔く、戦いの矛を納め、負けを認める勇気が要ります。

負けを認めるのはつらいことですが、そうする勇気が必要です。

その時に、自分を許す力というものが出てくるのです。


「心の苦しみにも時効があってよい」

自分を許せないために、十年も二十年も苦しんでいる人はたくさんいます。

「人間関係で失敗した」
「会社で失敗した」
「事業で失敗した」
「異性関係で失敗した」
など、過去の失敗の経験はいろいろあるでしょう。

大勢の人が、さまざまな苦しみのなかで生きているわけであり、この世には、人間の数だけの苦しみと失敗、挫折があるのです。 

残念ながら、全員が成功することはできません。 

ある人にとっての成功は、ほかの人にとっての失敗でもあることも多いからです。

そのときに、いつまでも苦しみ続けるのは愚かだと思います。

反省すべきことは反省し、今後はしないようにすることです。

詫びるべきことは詫び、認めるべき間違いは認めることです。

しかし、一定の期間を超えて長く苦しみつづけることは、愚の骨頂であると思わなければなりません。

法律の世界では、民法でも刑法でも、時効という制度があります。

その理由のなかには、「年数がたつと、債権・債務関係がよく分からなくなる」「証拠がよく分からなくなる」というような技術的なこともありますが、もう一つには、民事であろうと刑事であろうと、「人の記憶が薄れていく」「怒りが薄れていく」ということもあるのです。(中略)

法律にもそういうものがあるならば、人間の心、自分自身の心においても、一定の時効があってよいと思います

この問題については、自分は充分に苦しんだ。もう三年もたったのだから、自分を許そう」というように思うことです。

大川隆法著「大悟の法」より


①自分を許す勇気

人生の道半ばで失敗してしまった時。

責任感の強い人ほど、自分を許すことはできないでしょう。

消え去ってしまいたくなったり、自分の運命を呪ったりすることもあるかもしれません。

それでも、まだあなたがそこに存在している。
生きている。
生かされている。


その事がもう、神仏からあなたへの「答え」なのだと思います。

選挙で落選したって、人を殺してしまったって、それでも私たちの人生は続いていきます。

神様がいらっしゃるなら、どうしてこんなダメな自分、悪いことをした自分が生き永らえているんだろう……そういう風に落ち込む時もきっとあります。

なぜ、今この瞬間に人生が終わらないのだろう?

それは、きっとまだあなたに「やり直すチャンス」を与えてくださっているから。

神仏が「生きて罪を償い、そしてやり直しなさい」と仰っているからなのだと思います。

生きている限り、人生をやり直すことはできるし、失敗した自分を許すチャンスもあるなんて、ありがたい話ですよね。

もしも神仏を信じられない方がいたとしても、生きている限り、人生をやり直すチャンスがある、というお話はお分かりになると思います。

そして、神仏のことを信じていない方のことも、主はずっと見守られて、愛してくださっているんだよ、ということを、この場を借りて書かせていただきますね☆

②負けを認める勇気

私もそうなのですが、負けず嫌いの人って、自分の間違いや失敗を認めたくない!と突っ張ってしまいがちです。

でも、負けを認めなければ認めないほど、どんどん問題はこじれて、大きくなってしまいます

「この点については自分は間違っていた!申し訳なかった!撤回する!」とあっさりと負けを認め、仕切り直した方が、その後の人生も上手くいくというものです。

いつまでもいつまでも、何十年も自分の負けを認められず、過去を引きずっていると、気が付いたらとんでもない妖怪のようなドロドロの心になってしまうかもしれません。

過去の一点に捉われつづけ、抜けられない自分。

そんな自分の姿を神仏は果たしてお望みでしょうか?

いいえ、そうではありません。

きっと、自分の間違いや負けを認め、謙虚に一から出直す人間をこそ、主は喜ばれるのではないかと思います。


③「心の苦しみにも時効があってよい」

この言葉に、私は何度救われたか分かりません。

「心の苦しみにも時効があってよい」

どんなに消えない過ちがあったとしても、「時効」をくださるなんて、神様ってなんて慈悲深いお方なのでしょう。

もちろん、自分も過去の過ちを認め、罪を償ったり、反省したりしないといけないけれど、それでも少しずつ人の恨み、怒りというのは薄れていく……。

「時間」というものも、神様から与えられた最高のプレゼントですよね。

過ちを犯してしまったとしても、まだやり直す時間があるだなんて!

そんなチャンス、使わせていただかないともったいないですよね♪

悪を犯した人を一瞬で消し去らず、やり直す機会を与えて下さり、さらに「時効があってもいい」と言ってくださるなんて、主の人類への愛の深さは計り知れません。

人生に意味のないことなんてない。

きっとすべての事には意味があり、すべての教訓が、次の道を開いていく。

そう考えると、とても幸せです。

心の苦しみにも、時効があってよい」。

苦しんだ時にはこの言葉をぜひ、ご自身の心に投げかけてあげてください。

きっと、心やすらぐことでしょう。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?
今回のポイントをまとめておきますね♪

「自分を責めてしまうあなたへ」3つの処方箋
①自分を許す勇気
②負けを認める勇気
③「心の苦しみにも時効があってよい」

今日も最後までご覧くださり、本当にありがとうございました。
皆さんにとって、少しでも参考になる点があれば幸いです。


※「自分を許す勇気を」は大川隆法著「大悟の法」第二章「罪を許す力を」に所収されています。
よろしければぜひ、書籍の方も味わってみて下さいね♪


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