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「許し合うことを学ぼう」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

大川隆法先生の累計3500回の法話3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「許し合うことを学ぼう」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

過去の「心の指針」は、美しい写真と詩のセットで書籍化されています。

余裕のある方はぜひ、書籍の方もお手に取ってみてくださいね☆

それではここからは、「許し合うことを学ぼう」のご紹介に入っていきます。


「許し合うことを学ぼう」

人を憎むことは簡単だ。

しかし、人を許すことは難しい。


人間は、自分の不幸を自分のせいにはしたくない。

傷ついた心を、

自分自身の愚かさに帰するのは苦しい。

必ず、誰かのせいにしたい。


会社のせいや、国のせいや、時代のせいにしたがるものだ。

たしかに、他の人も、あなた同様、愚かな人々かもしれない。


受け入れることができない悪人もいよう。

性格の合わない人もいるだろう。


私自身も、無神論者や唯物論者の群れの中で、ささやかな闘いに、傷ついたり、苦しんだりもする。


ただ、私は、自分の愛の量の少なさに苦しむ。

自分の不寛容を恥じる。

自分の智慧の足りなさに涙する。


衆生病むがゆえに我病む、という気持ちを持っている。

すべての人は、死の下に平等だ。

最期の日のことを思って、許し合うことを学ぼう。


(大川隆法「心の指針」Selection7より)


〈感想・気づき〉

恥ずかしながら、私はかつて、人を憎んだことがあります。

憎んだ理由はおそらく、自分の思った通りの道を行かせてくれず、いつも反対されているように感じてしまったから。

受験や就職、結婚などで皆さんが一度はぶつかる、家族との葛藤にあたるかもしれません。

でも、これは自分の自己中さゆえにぶつかっているのではないか?

自分が成し遂げたいと思っていることを押し通せない相手に巡り合うと、その相手を気に入らなく思ってしまうのではないか?

それではまるで、小さな子が駄々をこねているのと同じではないか?

そう考え直すことにしてみました。

まず、相手がなぜ、自分の進む道を反対しているのかに思いを馳せました。

相手は本当に自分を邪魔しているのか?

それとも、自分を心配するがゆえに反対しているのか?

相手の立場にたって考えた時、「私に失敗をさせたくないがゆえに、反対してくれているんだな」、ということが分かった時がありました。

その時、相手への憎しみのようなものがスッと消え、むしろ、感謝の気持ちが足りなかった自分が見えてきました。

世の中、そんなに悪意に満ちているわけでもありません。

それなのに、勝手に気張って、相手を敵だと決めつけていたのは自分の方。

周りへの愛や配慮、信頼感を勝ち得る努力、そうしたものがもう少しあれば、反対に遭わずに背中を押していただけたのかもしれませんよね。

今となっては、自分の行く末を案じて下さった方への感謝の思い、決して忘れないようにしようと思っています。


そして私も、自らの愛の量の少なさに苦しむことが多々あります。

私がもっと、能力が高ければ、皆さんに沢山の真理を伝えることができるのに。

私がもっと、他者への愛に満ちていれば、人間関係に悩むこともなく、毎日を誰かを愛するために使えたのに。

私がもっと、大川隆法先生のお気持ちを理解していたら、先生は法を説き続けられることが出来たのだろうか。

後悔は尽きることはありません。

しかし、その悩みはやはり「自分軸」なのかな、とも思うのです。

先生の仰るように、「衆生病むがゆえに、我病む」という境地までは到底行けていません。

先生の悩みは、悩み苦しむ人々(衆生)を救いきれないがゆえに、自分も悩む、というもの。

それなのに私は、自分の能力が低いこと、自分の愛の総量が少ない事を嘆いている。

その悩みが何のためのものなのか。

単に自分ができないことを嘆いているなら、その悩みに高尚なものはない。

本当の意味で、人々のお役に立つ自分に成りきれていない自分に病んでいるならば、少しはまともな悩みでしょうか。

そんな不完全な私ではありますが、不完全な自分を許してあげることもまた、必要なのかもしれません。

最期の日のことを思って、許し合いなさい。

これが主の御心であるならば、憎んでいた人も許し、できない自分も許し、不完全な自分たちを許し合って、今世生まれてこれたことに感謝することこそ、悟りへの道なのかもしれないですね。


「許し」は奥が深く、人生をかけて学んでいくテーマかもしれません。

事あるごとに何度も振り返って、「許し合うこと」を学んでいきたいと思います。

拙い感想を載せさせていただき、ありがとうございました。


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