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お見合い結婚のリアルを語る

9月15日はごきげんママ♡の29回目の結婚記念日です。まあなんて古い話を持ち出すことやら。でも人間の営みなんて今も昔もさほど変わりません。ちょっとタイムスリップしてみます。

ごきげんママ♡は気がついたら女子校育ち。合コンはよく誘われましたが全くモテませんでした。入った会社は既婚者ばかりでたまにいる若い男性社員1人に対して可愛い女子社員が10人くらい。そんな倍率をかいくぐってハッピーエンド!なわけはありません。。

当時は24歳がクリスマスケーキの最後の売れどきのような扱いで、母や親戚が心配してあれこれ世話を焼いてくれました。結婚が決まるまでに100人くらいのお話をいただいて10人くらいお見合いして1990年11月にごきげんパパ♡と出会ってお見合いは終了しました。

ごきげんパパ♡の方は自分では「結婚したい女が俺の前に行列作っとった」と豪語しますが結局はお見合いに来るのですから同じ穴の狢。釣書と言われる身上書のいい加減さと来たら、60キロ超の体重は54キロと書かれ、趣味はドライブと言いながら「どんな車に乗ってるんですか?」と聞くと「いや、レンタカー」

こんな人で大丈夫かと思うところもありつつ、北海道の羊ヶ丘で撮った爽やかそうなお見合い写真のイメージが良すぎてルンルンと3月に結納が整い9月に結婚式をあげました。その頃は結婚式と入籍と同居と新婚旅行は全て同じタイミングで行われるのが通例。そのあたりは今とは事情が少し違うようです。

ごきげんパパ♡の方は初めて会った日は仕事が不調なころ、私が口から出任せに「まあ、ピンチがチャンスとも言いますし」と言ったのが決定打なのか、丈夫で元気で長持ちしそうと思ったらしくてごきげんママ♡と結婚することにしたそう。2人でホテルのケーキバイキングに行ったのですが、その日ごきげんパパ♡はお紅茶しか飲まず甘いものは苦手なんだなぁと思ったのですが、それは後日真っ赤な嘘と分かりました。ただ胸がいっぱいだっただけで本当は大の甘党だったのです。

そんなこんなで縁あって結婚しましたが、あまりよく知らない人と結婚しちゃったなぁ、という感じで新婚の時は信じられないかもしれませんがごきげんママ♡は敬語で話していました。名前も苗字で呼んでいました。自分も同じ苗字になったと言うのに。

そんな初々しい時期は飛ぶように過ぎ去りました。子どもができると話しは別です。こちらも必死で育児しているわけですが、ごきげんパパ♡はあまりにも役に立ちません。妊娠中から産後にかけて腹立つことばかりで楽しかったことより苦労ばかり思い出します。

そんな2人でも海外転勤や単身赴任なども含めてどうにかこうにか29年も結婚生活を続けています。今はそれなりに味わい深い年月だったなぁと思えるのが人間の不思議なところ。嫌なことを忘れるって大事なことですね。

もし今結婚生活が面白くないと思っている人がいたら簡単に投げ出さないで続けてみるといいことがあるかも知れません。

もし今結婚するかどうか迷っている人がいたらまあ結婚してみたらいいことがあるかもしれません。

あまり参考にはならないかもしれませんがセキララなお見合い結婚のリアルを書いてみました。果たして来年無事結婚30年に到達するかどうか、知る由もありません。

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