見出し画像

家族の賞味期限

にぎやかな五人家族を長らくやってきましたが気が付いたらそろそろ賞味期限が切れそうになってきたようです。それもとっても自然に。

高校のない離島などでは15歳から親元を離れるとテレビで見たことがあります。早いですね。きっとそのつもりで育てられたのでしょうけど寂しいだろうなぁ。

18歳で進学や就職で家を離れることはもっとよくあることです。それも早い!寂しい!

我が家の三人娘で最初に家を出たのは次女でした。入社して半年で地方配属になりました。本社は家から歩いて行けるところにあるというのに。予期せぬ出来事でしたが本人は二年半何とか踏ん張りました。その後本社に戻ってきましたが自分で部屋を探して一人暮らし。平日はそこでテレワークしていることが多いようです。

その点長女は長いこと家から出ませんでした。28歳になって一人暮らししてみたら?と私が言うまで心の優しい長女は言い出せなかったようです。多少は経済的に甘えていたという面もあるのだとは思います。いい部屋を見つけて会社まで自転車通勤をしているとのこと、大変快適なようで安心しています。

男の子の一人暮らしよりは女の子の一人暮らしの方が心配なのか、少し勇気がいります。親が許さない場合もあるでしょう。でも私は自立して暮らしてもらいたい。実際寂しい気もするけれどいい距離感になったと感じています。ごきげんパパ♡はちょっと違うみたい。いつまでも三人の子どもたちが自分の支配下にあって自分を崇め奉ってほしいという願望が見え隠れしています。

いやいやそれは無理でしょう。コロナの前は週3,4回は飲み歩いてましたよね。土日は寝てるかゴルフか散髪。家族のために骨身を惜しまず働いてくれた25年余りに感謝は尽きませんが子どもたちのことはあまり知らないよね。自分が時間に余裕ができたころには子どもはすっかり巣立ちの準備完了というのは残念ではありますがそれが自然の流れだからだれも止められない。素直に受け入れましょう。香ばしい年月に変わりはありません。

画像1

お母さんは家族の太陽です、子どもが小さいうちは。お母さんが笑うと家が一気に明るくなります。お母さんが曇った顔をしていると家中どんよりします。いつもお母さんが家族の中心にいて、家族がお母さんを中心に回ると言っても過言ではないかもしれません。だから渦中にあるお母さんは家事に手を抜いても子育てを楽しんでほしいです。

そんな時期を経て、子どもが力をつけて自分で輝けるようになるのですね。心配しなくても働き始めた娘たちはパパの苦労もわかるようになっています。こんなに嬉しいことはありません。私たちも同じように親の元を離れてきたのだから順送りです。また困ったことがあったら、私で力になれることがあったらいつでも言ってきてくれたらと思います。

巣立ちの季節ですね。輝ける若い人ひとりひとりの未来が力強く開けることを願っています。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?