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『捨てちゃえ、捨てちゃえ』(ひろさちや著)を読んで

自粛期間に断捨離を試みた方が多いそうですが、ごきげんママ♡の家は相変わらず物に溢れて窒息しそうです。ごきげんパパ♡の趣味がショッピングとは、結婚してから知ったのでした。救われるのはごきげんパパ♡が整理上手なことです。(それにしても断捨離というのは響きが仏教用語のようでよくできた造語ですね。)

それでもやっぱりすっきりした家に暮らしたい。個人の好みなので押し付けるわけにはいきませんが、(これまでさんざん訴えてきましたが子どもにごきげんパパ♡の好みを軽視していると言われて反省)心の中の妄想は広がるばかり。それで目についたのが『捨てちゃえ、捨てちゃえ』でした。

ひろさちやさんが仏教思想をもとにわかりやすく捨てるものを教えてくださるのが、

「こだわり」「世間」「欲望」「自分」

の四つ。その中で私の心に響いたのが60ページに書かれている

「神様が愛しているのは、何の代わり映えもしない、平凡な、普通の人」

という件でした。わたしたちは偉くならなくてもただの人でよい、ただ生きている、それだけでいい。と書いてあります。役に立つ人になる必要もないと。

世の中にはピアノの上手な人やゴルフの上手い人、お金儲けの得意な人や何カ国語も話せる人、立派な研究をされる人、このnoteにも素晴らしい投稿をされる人が大勢おられます。どの人の足元にも及ばないどころか日常生活でも失敗多発するごきげんママ♡はしばしば落ち込みます。

けれども私は神様に愛されているのだ!と思うとすーっと硬いものが溶けていくような気がしました。ただ生きている、それだけで良い。

希望も反省も要らないそうです。欲望やこだわりを捨てて現在を楽しく生きる。多くの物を持ちすぎているから一つでいいから捨ててみよう、という提案です。

物質的な生活は思い通りにならなくても心は軽く過ごしてみようと思える本に出会うことができました。


ところで、皆さんは書店でカバーをつけてもらいますか。私は最近透明なカバーを買ってつけるようにしています。タイトルが分からなくて本棚に埋れてしまうことがなくなる上に本が傷まないのでよかったらためしてみてください。


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