【断捨離】せめて写真とnoteに残しておこう
20年以上も押入れで眠ってきた愛おしいけどこの先使わなさそうなバスケットに入れたままの布がお嫁に行くことに決まった。子どもが小さい頃、寝かせた後にチクチク縫うのを楽しんでいた頃があって、その頃はいつか無限に時間ができると考えていたのだろうか、目につくまま手芸屋さんで小さい布を買っていた。
薄い綿を挟んで作るキルトは手縫いだと特に気が遠くなるほど時間がかかる。肩も凝る。でも柄合わせなど楽しくて古くから愛好している人の多い趣味のひとつ。実際こうして床に並べるだけで楽しかった。
四半世紀が過ぎて、今の私の趣味は残念ながらキルトではない。一度目にアメリカに住んだときはトールペイントやキルトなど作って増える趣味を楽しんだのだけど日本のマンションにそんなに飾る場所がないと痛感したのでニ度目はゴルフを始めた。
ゴルフバッグとグランドピアノと最小限の生活用品に囲まれて暮らすというのが今の私の見果てぬ夢で、グランドピアノは影も形もないんだけど、その空間に布はもういいのかな〜と思い、Facebookで手芸を楽しんでいることを書いている同級生にもらってもらうことにした。
人や場所もそうだけど趣味にも出会いと別れがある。カリフォルニアでキルトに出会って今は大袈裟にいうと別れの時。
一緒にこんな大きな布も出てきた。1メートル四方くらいある。ラガディアンという懐かしのキャラクター。
ガレージセール(不用品を売っている)で3ドルで白木で売られていた踏み台にペイントしたものは今でもキッチンで高いものを取る時に役に立っている。
ほぼ骨董品。いつかこの台とも別れるんだろうけどそれは今ではない。
何度もゴミに出そうか、メルカリに出してみようかと逡巡した布たちの行き先が決まったことでほっとした。やっぱり捨てたくはなかったから。売るとしても値段だっていくらにつければいいのかわからない。あの頃の楽しかった時間が詰まっている。こうして記録に残しておけて満足です。
新しい一週間が始まりましたね。張り切って参りましょう。
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