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【芸術部 NY】ガゴシアンギャラリー 石田徹也展のオープニングレセプション
Good Morning & Good Evening !
芸術部ニューヨーク支店の石村です。
先日、9月12日に行われたガゴシアンギャラリーでの
石田徹也 展覧会「My Anxious Self」
オープニングセレモニーに行ってきました!!
作品で表現されている不安感、孤立感、疎外感が、
鋭利なナイフとなって、鑑賞者の胸に突き刺さってきました。血まみれになりそうでした。
鑑賞後のあと味が悪いということではなく、
「あぁ、その孤独感分かる」のような、過去の体験が自然に呼び起こされ共感してしまう感じです。
展覧会を通して、アーティスト石田徹也氏への尊敬を抱き、その才能に脱帽しました。
激しく心揺さぶられる展示会の様子を
ガゴシアンのHPに掲載されていない作品を中心にご紹介いたします!!
それでは、世界最強のパワーギャラリーにLet’s GO!!
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2005年に31歳で亡くなった石田徹也の
「My Anxious Self(不安な自分)」と題された展示は、
5つのテーマに沿ったキュレーションで、
バブル経済崩壊後の日本の「失われた10年」である
1990年代に成人を迎えた無数の日本の若者たちと
共有した不安やトラウマを捉えた作品が紹介されています。
1. Waiting for a Chance(チャンスを待っている)
最初のフロアでは、日本の企業文化の歯車に囚われた
同一の外見をした個人が登場する初期の作品から始まります。
(今回の展示では、最も大きなスペース)
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日本で会社員として、鍛えられてきた私には、痛いほど共感してしまう不安感、歯車感、悲しみ。そして、心の声を無視し続けることで、どうにか日常を維持していこうとしている様子。
描かれているのはいわゆる1990年代の就活氷河期世代の若者たち。
時代は流れても、今と変わらない苦悩をそこに見ることができます。
この日本の会社員の大変さが、アメリカ人に伝わるのだろうかと、周りを見渡しながらふと疑問に思ってしまいました。笑
2. Desperately Lonely (絶望的に孤独)
若者の孤立と孤独を捉え陰鬱な雰囲気に満ちた作品は、
家庭内に閉じ込められた引きこもりを思い出させます
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3. Restless Dream (休むことのない夢)
「日本の社会制度の矛盾に翻弄される人々」を
描き続けなければならないと感じていた
強迫観念ともとれる彼の意志がテーマとなっています
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若くして亡くなってしまったアーティストの
お財布には、いつも1ドル札が入っていたそうです。
このことについて、彼の弟であるミチアキ氏は
「ようやく彼がこのお金を使う機会を得られたこと
に感謝します」と、今回の展覧会に寄せてコメントをしています。
4. Helpless Metamorphoses (無力な変容)
人間と異質の生き物が組み合わされた人体は
あたかも変身が痛みと不安に満ちた人生において
実行可能な最後の選択肢であるかのように感じさせます
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5. Neo-Tokyo (ネオ-東京)
アーティストは世界を非友好的なものと想像し、
それは世界が滅びた後の“ネオ-東京”を思い起こさせます
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石田徹也展、いかがでしたでしょうか?
それでは~♪
Have a good one!!