恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第59回『あなたの知らないあなたの強み』古野俊幸

愛を育み、パートナーシップを育む・・・

このときに必要なのは
「まずは自分を知り、自分を愛すること」

日々の生活の中でついつい忙しさにかまけて、
流されるように生きてしまう。

そのうちに無意識に世の中の常識
といわれるものに囚われてしまうことがある。

そんなときに、
「周りはうまくやっているように見えるのに」
と焦ってみたり
「自分てなんなんだっけ？」
と自分自身を見失うことはありませんか？

そんなときに、一度立ち止まって
ゆっくりこの本を読んで見るのもいいですよ。

あなたの知らないあなたの強み

漫画の「宇宙兄弟」ってご存知でしょうか？
日本人が成長するためのヒントが
満載の人気コミック『宇宙兄弟』(小山宙哉作)です。

スーパーマンは出てこないが
人にはそれぞれ、
自分だけの強みとその活かし方がある
ということがよく表されている。

今回ご紹介する本は、
『宇宙兄弟』の登場人物でいえば、あなたは誰?
ということを把握しながら
宇宙兄弟の登場人物の心理・行動を読み解きながら、
自分の強みを伸ばす考え方、
取るべき行動を分かりやすく説明している本です。

「FFS理論」に基づいて、
ウェブ上で自己診断が行える
IDが付いているんです。
宇宙兄弟の登場人物(25人)の中から、
あなたに似ているキャラクター」が
コメントと共に出てきます。

ちなみに私はカルロ・グレコでした。
（拡散・弁別・受容が高い
興味があることに積極的で、合理的で無駄なく、
しかも柔軟に取り組むことができるとありました。）

(※「FFS(Five Factors and Stress)理論」とは、
「凝縮性」「受容性」「弁別性」
「拡散性」「保全性」の5つの因子の
多寡とその順番を通して人間の潜在的な
強みを把握する、小林惠智博士が開発した理論です)

無理に強くなるより「強みで戦う」方がいい

自分の強みではないところで戦おうとしても、
辛いと感じてしまいます。
それよりも受容性・保全性の高い人ならではの
意思決定のやり方で立ち向かうべきではないでしょうか。

主人公は多くの日本人と同じく「決断が苦手」な主人公。

決断が苦手、でも宇宙飛行士を目指すムッタは、
様々な試練に直面し、その都度、厳しい選択を迫られます。

しかしスパッと決められる性質ではないために、
逃げ出したい気持ちになることも多いのです。
それでも自分の個性（特に受容性の強み）を
生かした意思決定で乗り越えていきます。

どうしても私たちは弱みを強化することに
目が行きがちです。

でも実は強みと弱みは表裏一体で、
弱みと思う部分が逆に魅力や強みにも
捉えられることってたくさんあります。

自分が強みと思っている方向性で
戦える方が断然生産的だと思いませんか？

他にも
「太っているから痩せなきゃ・・・」
って、果たして本当にそうでしょうか？

無理してストレスを溜めるくらいなら
ぽっちゃりであることの強みを
見出していく方が魅力的ですよ。

「髪が薄いから、増毛剤で増やさなきゃ・・・」
って、果たして本当にそうでしょうか？

それがストレスになっていませんか？
薄毛を生かしてカッコよくしている人の方が魅力的ですよ。

発想の転換、やってみてはいかがでしょうか？

それでは、今宵はこの辺で失礼致します・・・

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