後輩ADくんのプロの行動「お茶出し」

ある日、都内での撮影。撮影会場は施設内の某スペース。
会場入りした際、コンビニを探したが近くにはなかった。
クライアント２名、モデル１名、カメラマン１名、プロデューサー１名、アシスタント１名のスタッフ。

撮影が少し落ち着いたので一度休憩を挟むことに。
私がアシスタントの後輩くんに「お茶をお出しして」と伝えたら、「はい」と返事してどこかにいなくなった後輩くん。

１分後。

スマホを片手に後輩くんが戻ってきた。

「申し訳ございません、館内に自販機しかないのですが、どちらがよろしいですか？」とスマホで撮ってきた自販機の写真をクライアントに見せながらオーダーを取っていた。

さすがです！素晴らしいです！（私の心の声）

クライアントも、もちろんその対応に感動・感激。

＜＜＜普段にも役立つおもてなし＞＞＞
◯普通ADくんは、お茶だけ買ってきて全員同じものにする。
（これも決して悪くはない）
◎気が利くADくんは、何本か種類違いで買ってきて、お客様からお好きな飲み物を取っていただく
（決して悪くないが最初に選ぶ人が困ったりはする）
◎◎スペシャルADくんは、自販機の写真をとりオーダーを取る。

のちに後輩くんを褒めた上で、理由を聞いたら
「少しでも希望のものを出したかったからです」とのことでした。
やはり、接客は「まごころ」「相手への思いやり」ですね。

私の制作チームはこんなスタッフばかりです。
全員で最高のパフォーマンスを目指しています。

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