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【カナダワーホリ】9月のふりかえり~陰と陽のバランス~

noteに訪問いただきありがとうございます。カナダで4ヶ国目のワーキングホリデーをしているMariです。

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さて、私のワーキングホリデーも11ヶ月目が終わり、いよいよ10月でワーホリとしての滞在は最後の月になります。その後も別のビザでカナダに滞在する予定ですが、コロナ禍でのワーホリはいつもよりも時が経つのが早く感じています。そんな2021年9月の1ヶ月間をふりかえっていきたいと思います。

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1.9月の全体像


タイトルにもありますが、今月は秋分になる前から秋の訪れを感じました。雨の日が増え、日照時間が短くなり、朝夜冷え込むことが多くなりました。残暑といえるような温かい日があったかと思えば、イギリスの冬を彷彿とさせる暗くどんより日が続くこともあり、アップダウンの多い月でした。それに伴ってか、私の感情もアップダウンが多く、舵取りするのが難しいと感じました。そう感じているのは私だけではないようです。具体的にどんな出来事があったかを項目別にふりかえっていきます。






2.「行動範囲を拡げる」

今月の目標は「行動範囲を拡げる」。具体的には、体を動かして心を動かすこと。ハイキングを2本したり、コンサートに出かけたり、週末には友達と会って話すことで五月病ならぬ九月病対策だ。

私の仕事は平日会う人がとても限られているので、閉塞感を感じることが多い。仕事が終わってからもアフター5にできることは限られており、車もないので敢えて一人でどこかへ飲みに行ったりすることはない。そのため、サルサレッスンをとってみたり、エクササイズ(ZUMBA)クラスに参加することでどうにか家に引きこもらないように意識した。それでも限界はあるのだが。

どこへ行っても、誰と話しても家に帰れば一人の静かな時間が待っている。今までよりも増えた陰の時間(日照時間含め)に戸惑い、ホルモンバランスも崩れた1ヶ月だった。何もしたくないと思えば無理に行動せずに、家にいてゴロゴロするのもよしとした。本当にやりたくないことを無理してやるのは本末転倒。無理して行動範囲を拡げるのでなく、自分のアンテナに引っかかったことを心に負担のかからない程度で行った。いくら体で動いても、そこに心が伴ってなかったら意味がないと思うから。






3.創作活動ーnoteとYouTube

何もやりたくないと感じる時は何もしなかったし、急にやる気が出てきた時はその機を逃さなかった。波に乗るために風向きが変わるのを待つサーファーのようだったかもしれない。

なんだかんだで時間をかけつつも、バンフ旅行記事を6本、YouTube旅行動画を1本投稿することができた。

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人との時間も大切だけど、こうして自分の足跡をふりかえる時間も大切で。夢中になれる、家で一人でできる趣味があるっていいなと思う。

特に私は性格的に、ずっと前に進んでいたいタイプなのだが、そうすると今持っているものや、自分が辿ってきた道に感謝できずに色々と置いてきてしまう可能性がある。今いる場所はどこで、どこへ向かっているのかを定期的に確認する意味でも、記憶がまだ新しいうちに日々の出来事を記録している。これはワーホリ1年を記録したかったためで、2年目以降週刊日記を続けるかはまだ決めていない。






4.恋愛は?

仕事柄、場所柄、そしてパンデミックも重なって出会いが中々ない。去年の11月に隔離が終わってからデートした殿方(w)はすべからくデートアプリで会った人たちだ。オーストラリアやイギリスワーホリ時代はもっとオーガニックな(自然な)出会い方をしていたのだが、ニュージーランドの途中からオンライン主流となってしまった。私とデートアプリの相性はあまりよくないと思う。なぜなら、何事も会わなきゃ分からないと考える人間だからだ。

それでも9月は2人の男性とデートをして、他の男性数人ともオンラインで話した。でも、やはりピンと来ない。これはオンラインショッピングとリアルな対面ショッピングと似ているかもしれない。どちらが良いとか悪いとかでなく、完全に好みの問題だ。私は自分が好きになるものは、歩いているうちに見つかることが多い。ネットでいいなと思って買った物は、届いてみたら思っていた物と違ってときめかないことが多い、残念ながら。

そんなわけで、今月のデートは不発だった。でも、友人運はよかったと思う。






5.友達との時間

今月は、日本人の友達と4回、日本人以外の友達と数回会ってご飯したりお茶をした。今お互いが置かれている状況を話したり、旅行の話をしたり、今後のことをシェアしたり。人と話すことで全く思ってなかった考えが浮かんだりするから面白い。日本人の友達は、バンクーバーに来てSNSやオンラインのイベントで知り合った。日本人以外の友達はハイキングを通じて知り合うことが多かった。本当はもっと平日に気軽に会える友達が近所にできればいいのだけど、男性とデートするより近くの友人を見つける方が難しかったりする(汗)

それでも、少し前まではこうして自由に人と会うこともできなかったのだから、会える友達ができただけでもありがたいのかもしれない。9月からワクチンパスポートも始まり、店の前ではワクチン接種済みを証明する画面の提示が求められる。

改めて思ったけど、私は人と話したり一緒に笑ったりする時間が好きだ。一人で過ごす時間も大事だけど、どちらもないと煮詰まってしまう。






6.ビザの準備

10月の終わりにワーキングホリデービザが切れるので、そろそろ次の手を打っておく必要がある。私の雇用主がワークビザのサポートになってくれ、その手続きは9月の中旬までに終わっていた。私の方でも、準備が整い次第ワークビザの申請ができるよう、必要書類を揃え始めた。といっても、時間がかかる書類については去年から徐々に集めていたので、あとは指示に従って足りないものを補っていく。12ヶ月目となる10月は、私にとっては正念場だ。とはいえ、切羽詰まってはいない。この1、2年でプラニングを重ね、もし1つの方法がダメでも別の手を打てるように情報収集と準備を怠らなかったからだ。最悪、観光ビザでの一時滞在もアリだし、日本への一時帰国をしてもいい、くらいの心づもりではいる。

それもこれも、「カナダにどうしてもいたい」という執着がないからだと思う。どちらかといえば、「オーストラリアに住みたいなぁ」「ハワイもいいなぁ」と心が固まっていない状態だ。それでも、せっかくのチャンスなのでやれることはやろうと思っている。だけどもしこの先自分の気持ちが変わったら、潔く方向転換していくだろう。世の中も自分の気持ちも変わっていくのに、初志貫徹だけにこだわっていては人生は楽しめない。目的は自分の人生を楽しむことであって、最初に決めたプランにしがみつくだけが幸せまでのルートではないのだから。

そんなわけで、今は今年何度目かの水星逆行しているわけだし、あまりジタバタせずにできることをしつつ、その機を伺うつもりだ。本当、いつもはon timeのバスが水星逆行になった途端10分、20分と遅れる。そしてそれが1回や2回じゃない。これに気づいてからはいちいちイライラしなくなったので精神衛生上いい。物事にはタイミングがあるのだ。

7.仕事

ここのファミリーの元で働き始めて約3ヶ月経った。ありがたいことに住居を無料で提供してもらい、ビザサポートに向けてLMIAを申請してくれ、周りからみたら至れり尽くせりかもしれない。でも、全てが順風満帆なわけではない。

子どもたちと四六時中いることでメンタル的に疲れる。ある時は7時から2時まで働いて、そのまま6時まで寝てしまうことがある。東京のオフィスで事務をしていた方がそういう意味で楽だった。自分がやることが分かっていたし、その日1日の流れも頭に入っていた。

デイケアに行っていないkidsと1日6時間一緒に過ごすのは今までやったことがない。天気がよければ公園に行くが、そうでない時にできることがなくなってきた。そのことを話し合って、ショッピングセンターに連れていったり実験的に色々と試しているが、時々自由が恋しくなる。

ここの両親もそのことは分かっていて、「Mariにはこれからも働いて欲しいけど」という前置きをくれた後で、「でも、MariにはHappyでいて欲しい。だから、もし立地だったり待遇だったりで気持ちが変わることがあったら言っていいんだよ。僕たちに義理を感じて無理して続ける必要はないんだから」と言ってくれた。日本では「何が何でも続ける」「責任」みたいに言われるような所だけど、カナダ(他の国でも)ではその人の気持ちを大切にするから、心がわりはナチュラルなこととして受け入れられることが多い。

私は、「ありがとう。この先どう気持ちが変わるかは誰にも分からない。私のことを必要なくなるかもしれないし、私が別の道を選ぶかもしれない。でも、今のところはまだあなたの元で仕事を続けたいと思っている。」と返した。

向こうからは、「同じ気持ちでいてくれて嬉しい。ありがとう。」と返ってきた。嘘偽りなく、自分の気持ちを正直に伝えることのできる雇用主の元で働けているのはありがたい。

ただ、それと同時に思うのが、自分の子どもだったらもっと自由にできるし、躾もちゃんとするけど、親御さんが緩いとそれも中々難しかったり。そういう点で今までの子はちゃん土台ができていたので導きやすかった。

家も、職場の縛りがなければ好きな立地を選ぶことができ、そうすればもっと自由に平日の夜も外出したり人と会える。ないものねだりなんだろうけど、果たして叶えたい未来のために今を犠牲にすべきなのかと疑問に思ってしまう。それでも、今すぐに全てを壊したいと思うほど悪いわけではない。中途半端な状態だ。ただ、状況は良くも悪くも変わるものなので、今は結論を出さずにこのまま1日1日、様子をみていこうと思っている。

おわりに

今の自分に必要なものーそれは、夢中になれる何かだ。趣味でもいいし、何か勉強したいことでもいい。それが今の自分に欠けている。

「本当にカナダに住みたいのだろうか」
「永住権をとって、その先に何がしたいのか」

これらが明確になっていない。

誰かに依存して生きる人生は嫌だ。もしカナダで誰かに出会って一緒になることになっても、その人に寄りかかって生きる人間にはなりたくない。

私ができることは、自分の気持ちに正直に、自分が身を置きたい未来に向かって嘘偽りなく行動していくことだ。それがもしカナダ永住権を諦めることであっても、だ。結果だけを求めすぎて、過程を楽しめなかったらきっと未来も少し空しい。お金は失ってもまた稼げばいいけど、失った時間は取り戻せない。

だから、1つ1つの決断をする時はちゃんと自分の心に忠実でいたい。頭だけで考えていても進まないから、自分の体と心を動かして色々試すことが大切だ。結局、今という現実を選んできたのは自分。それに不満があるのなら別の方向へ舵を切れるように今を変えなければ。はっきり答えがでない時は、おのずと答えが出るその時を待つ。時間が答えを運んでくれることもあるだろう。

今月は、自分の意に反することをするんじゃなくて、「自分がしたいこと/したくないことに忠実でいる」ことを学んだ。寝たければ寝たいだけ寝るし、出かけたければ出かける。そこに誰かのジャッジメントをはさむ必要はない。大事なのは、どんな自分でも丸っと肯定してあげること。そうすれば、先の見えない未来にも対処していけるんだと自分を信じることができる。口でいうほど簡単じゃないから練習が必要だけど、自分に素直に生きてみよう。そうしたら、そのうちやりたいことが見つかるかもね。

なんだかまとまりのない記事になってしまったけど、最後までお読みいただきありがとうございました。

9月の週刊日記はこちら

2021年9月30日
カナダ(バンクーバー)より

Mari

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