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10月15日(土)ロンドン3日目

朝起きて、まだ時差ボケの感じがあったので、眠気覚ましに滞在先から一番近い公園へ。

ちゃんとある一定区画ごとに公園がある文化は素晴らしい

ロンドンは街路樹が少ないけれど、1本1本の木がベルリンよりも大きい気がする。ベルリンの街路樹は、5階建の集合住宅くらいの高さ(グランドレベルをカウントして6階分、3.5x6=21m)、ロンドンの場合はさらに大きい。ベルリンは第二次世界大戦以降に植え直されたものも多く(それでも東京の街路樹より高く、5階建のアパートよりも大きいくらい)。ロンドンは空襲の被害がドイツと比べて少なく、それ以前(下手したら1600年とか….)から植わっているものもあるなのだろうか。

建物のファサードの煉瓦を見ても、とても古い。完全に機械化される前の、1つ1つ焼き色が微妙に違う。現代の煉瓦と比べてもとてもザラザラしていて、気泡も含んでいる。また、人工的に作られた色ではなく、その土地の土で作られているから、赤茶色のTHE煉瓦という色から、黄色っぽい煉瓦までいろんな色の煉瓦がある。


地面を見るだけでも、石畳、アスファルト、インターロッキング、その上に書かれた車線や記号。幾重にも積み重ねられた歴史が見える。

石畳の上に無理やり文字を書いてしまうのは、すごくロンドンだなあと思う

こういう積み重ねられた時間の層、ボロボロのつぎはぎみたいなものは、どんどん更新されていく都市の中心地には残りづらく、都市の周縁や再開発の手が届きづらいような場所に残っていて、そういうさりげない過去の断片みたいなものを見つけて歩くのが好きだ。


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