盛岡ハートフルカウンセリング セラフィ

現在、2006年開業当初の生々しいお話を綴っています。 ●オンラインでの傾聴・活動中 …

盛岡ハートフルカウンセリング セラフィ

現在、2006年開業当初の生々しいお話を綴っています。 ●オンラインでの傾聴・活動中 ●記事内容/カウンセリングルーム運営/カウンセリング技術/不安の対処法+α

マガジン

  • 「カウンセラー起業したらこうなった」話

    2006年に開業~現在に至るまでのこと。当時、今とはIT環境がかなり違いますが、「心理カウンセリング」の業務環境の特性は変わらないところもあるので、次の世代の方の参考になればと書いています。後々普遍的なことをまとめていきたいと思っていますが、序章の意味合いとして個人的な出来事をそのまま赤裸々に載せています。

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  • 固定された記事

公務員を辞めて開業カウンセラーになったその後とこれから何をするか

公務員として、5か所の勤務地を経験しました。それで、18年。 そして、私は公務員を辞め、心理カウンセリングルームを開業しました。 それから、20年弱が過ぎました。30代半ばだった自分は50代半ばに。 経営は今もしています。確定申告も毎年しています。 ただ、事業として成功しているか、と言われると全くしていません。 なぜ、生活と、この事業主という立場を続けられているかというと、ひとえに、夫のおかげです。 それはもう、隠しようのない事実です。 そもそも、夫に相談してゴーサインがでな

    • あきらめない、くさらない、しつづけること(カウンセリングルームを開業した個人的な話34)

      ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 さて、一応このテーマの最終章、最後の項目になりました。 まず、「個人的な話」を書いた理由を再び書きます。 最初は、もっと客観的に、人の役に立つような視点で書こうと考えていました。 でも、最初に個人的な話を書かないと筆が進まない、と感じたのです。 そこで、確認したり整理したりといった作業もせずに、つらつらと頭に思い浮かぶまま、目次に沿ってここまで書くこと

      • またも体調不良(カウンセリングルームを開業した個人的な話33)

        ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 母の介護のため、カウンセリングの仕事を休業してからは、非常勤の相談員の仕事のみ続けていました。 ただ、その状態がいつまで続くのか……、変化が起きるのは、つまり母親の介護に区切りがついた時ということになるわけですが、休み始めてから4年の月日が経とうとしていました。 それでも、カウンセリングの仕事はおろか、他のパートや職を探さなかったのには理由があります

        • どちらが先か、バーンアウトと家族の病気(カウンセリングルームを開業した個人的な話32)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 2018年終盤、徐々に健康状態が悪くなっていった母親について、決定的な出来事がありました。詳細は特に書かなくてもよいかと思いますが、自分の健康管理をできなくなっていったので、誰かが終始そばについている必要が出てきたのです。 症状はまだ緩やかに進んでいたので、夏が過ぎ、涼しくなり始めた頃、家族会議をしました。 会議といっても、きょうだい間で話し合ったので

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        公務員を辞めて開業カウンセラーになったその後とこれから何をするか

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        • 「カウンセラー起業したらこうなった」話
          37本

        記事

          赤裸々な経営の話(カウンセリングルームを開業した個人的な話31)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 大体終盤に入ってきたので、赤裸々な経営のことは、実は既に書いてきたことになります。 収入について簡潔にまとめると、 ・努力次第で、ある程度の収入になる。 ・決して、費用対効果がよいとは言えない。理由は、カウンセリングが1対1でするものであり、上限があるから。単価との折り合いを考えても、限界がある。 ・打開策として、講座や講演の講師、その他メディアへの露

          赤裸々な経営の話(カウンセリングルームを開業した個人的な話31)

          「カウンセリングの業務形態」とメリット・デメリット(カウンセリングルームを開業した個人的な話30)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 今回から、第5章に入ります。 最初に考えた項目は以下のような形になります。 タイトルは変更することがあります。 第5章 おそらく個人的なことによる変化 ・業務形態 ・赤裸々な経営の話 ・どちらが先か、バーンアウトと家族の病気 ・またも体調不良 ・あきらめない、くさらない、し続けること 目次を考えたのは、数カ月前。時間が経つうちに何を書こうとしたのか忘

          「カウンセリングの業務形態」とメリット・デメリット(カウンセリングルームを開業した個人的な話30)

          講座につぐ講座の依頼が来た本当の理由(カウンセリングルームを開業した個人的な話29)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 第4章の最後の項目になりました。 開業してからのお話にお付き合いいただきありがとうございます。 全体としては、第5章までで、このお話は一旦区切りをつける予定です。 第4章では、カウンセリングルームを開業してからのことを綴ってきました。 と、いうことは、実は今日の回で、一旦活動の内容は一通り書き終わることになります。 2018年の暮れ、私は自分でお受けす

          講座につぐ講座の依頼が来た本当の理由(カウンセリングルームを開業した個人的な話29)

          カウンセリング以外のカウンセラーの仕事(カウンセリングルームを開業した個人的な話28)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 カウンセリングの仕事を始めた頃から、なんとなく目にしていて、年数が進むにつれなんとなく理解できるようになったこと。 臨床心理のベテランの先生や、ネットで見かける開業カウンセラーの方たちを見ていると、年々カウンセリング以外の仕事にシフトしていくことが多いように感じました。そうではない先生ももちろんいらっしゃいますが……。 具体的には、本の執筆、講演会、

          カウンセリング以外のカウンセラーの仕事(カウンセリングルームを開業した個人的な話28)

          「カウンセリング」と「相談」の違い(カウンセリングルームを開業した個人的な話27)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 東日本大震災があった翌年の暮れ近く、私はそれまでの仕事場を離れ、別の世界に足を踏み入れました。 NPO活動の支援をしている県の機関です。 いろいろな理由から、一度外の世界に出ようという気持ちになりました。 そして、ハローワークに登録した一週間後くらいには、そこでの面接があり、即採用となってシフトを決めることになりました。 県の機関ではありますが、運営を

          「カウンセリング」と「相談」の違い(カウンセリングルームを開業した個人的な話27)

          ANSWERを頂きました・noteの素敵な出会い(カウンセリングルームを開業した個人的な話/番外編2)

          3つ前の記事「中小企業診断士の意見」で、物件を借りることを(勢いもあって)決めてしまったけれど、不安になって中小企業診断士の意見を求めた、という内容を書きました。 そして、文末に「これを読んでいただいた専門家の方の意見をお聞きしてみたい」という旨を、心の中で図々しいかなと思いつつ書き添えました。 専門家の意見がほしいなんて、その方の仕事の時間をただでくださいと言っているようなものですものね。 でも、専門家の方なら、この記事をざっと読んだだけで「基本中の基本」くらいのレベル

          ANSWERを頂きました・noteの素敵な出会い(カウンセリングルームを開業した個人的な話/番外編2)

          東日本大震災(カウンセリングルームを開業した個人的な話26)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 同業者が経営者であり、私は今まで直接やりとりしていたクライエントさまとの窓口業務をする必要がなくなりました。 また、カウンセリングの代金はクライエントさまからいただいた額をそのまま支払ってもらうものではありません。 そのことを除けば、カウンセリングルームが数部屋あり、待合室もあるという、有難い環境でそれまで通りと変わらずカウンセリングをさせていただくこ

          東日本大震災(カウンセリングルームを開業した個人的な話26)

          また転機(カウンセリングルームを開業した個人的な話25)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 結局、新しい物件に移り、初めて店の名前を窓に貼り、ちゃんとした「施設」としての運営が始まりました。 それまでと大きく内容は変わりませんでしたが、開業当初とは違うスタッフの方々に手伝っていただき、託児もできたし、その場所でセミナーもできました。 自宅ではない事務所という場所で「カウンセリング」もできました。 大雪の日の雪かきなどは大変だった想い出があ

          また転機(カウンセリングルームを開業した個人的な話25)

          中小企業診断士の意見(カウンセリングルームを開業した個人的な話24)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 前回、多少無理をしてでも、物件を借りることになったいきさつを書きました。 今回は、賃貸契約をしてから実際に移転するまでにあったことや想いを書きたいと思います。 何度計算しても、今のままだと利益はでない、今より売り上げが落ちると存続が不可能になる、という状況で、それでも「良い物件」を借りた私は、こう考えました。 ここから、事業を本格化するチャンスなの

          中小企業診断士の意見(カウンセリングルームを開業した個人的な話24)

          困難(カウンセリングルームを開業した個人的な話23)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 もしかすると、法的に間違ったことをしたのかもしれませんが、起こったことをそのまま書いてみます。 お家起業。 昔ならSOHOなどという言葉も流行ったことがありました。 今では全く珍しいことではないですよね。 何か副業などをする時に、いきなり物件を借りる方は少ないと思います。 以前にも書いたように、事業化しようが自主ボランティアであろうが、カウンセリング

          困難(カウンセリングルームを開業した個人的な話23)

          軌道に乗ったかも(カウンセリングルームを開業した個人的な話22)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 少しずつ安定してカウンセリングをお受けすることができるようになりました。 実践の積み重ねと、スーパービジョンにより、「習う」だけとは違うレベルでカウンセリングができるようになりました。そのことも、クライエントさまにリピートしてもらえる大きな要因となりました。 師匠に教わったことももちろんですが、それら全てが、クライエントさまと巡り合い、いろいろな体験を

          軌道に乗ったかも(カウンセリングルームを開業した個人的な話22)

          開業から1年目まで(カウンセリングルームを開業した個人的な話21)

          ※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。 ※この記事は目次に沿って書いています。 カウンセリングの部屋をあつらえ、お客様向けの規約やスタッフ内の規程を作り、研修を受け、何度も実践練習をし、そしてホームページをアップし、開業届を提出。 いよいよ事業がスタートしました。 但し、(自分の中では)という括弧書きが加わります。 端的に言うと、私が「開業した」としても、世の中は特に何も変わりなく進んでいくということです。 お店の名前で検索

          開業から1年目まで(カウンセリングルームを開業した個人的な話21)