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赤裸々な経営の話(カウンセリングルームを開業した個人的な話31)

※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。
※この記事は目次に沿って書いています。

大体終盤に入ってきたので、赤裸々な経営のことは、実は既に書いてきたことになります。

収入について簡潔にまとめると、
・努力次第で、ある程度の収入になる。
・決して、費用対効果がよいとは言えない。理由は、カウンセリングが1対1でするものであり、上限があるから。単価との折り合いを考えても、限界がある。
・打開策として、講座や講演の講師、その他メディアへの露出が考えられるが、知名度が高い場合、ステータスがあり宣伝費を使える、テレビ、ラジオ局との繋がりがある、など何かしらのプラスアルファの要素が必要。あったとしても、分野としてそこまで需要があるとは感じられない(実は顧客層が重なっている占いのほうが格段に需要があると感じます)。

経費については、
・各種学会や団体に所属すると、年会費がかかる。
・自宅を使うことが一番経費がかからないが、事業をする場所として使えるか、場所がわかりやすいか、(地方であれば)駐車場があるか、などの条件を考慮する必要がある。
・そうでなければ、貸会議室などを借りる。コワーキングスペースは、オープンなスペースだったり、完全に音を遮断できず、守秘義務の観点から向いていないことが多い。
・物件を借りると、いろんな問題が解消されるが、賃料を払っても安定して利益が上げられるようにならないと経営的に苦しい。

以上が私の経験で得たことです。

自分のスマホに入っている情報に合わせて、広告が出てくるのは周知のことだと思いますが、私の場合は「カウンセラーで開業しませんか?」というような広告がよく出てきます。

自宅でこっそり
資格がなくてもあなたの経験があれば大丈夫
フローチャートを見れば誰でもできる
月商○○万円
繊細なあなただからこそできる「やり方」がある

そして、セオリーとして、「成功した人の声」が紹介されます。

一度、その講師の方や、「成功した方」の名前で検索したことがあるのですが、引っかかったことは一度もありません。

まあ、それはよいですが、全体として見て、フリーランスではそれほど簡単に「儲かる」とは考えないほうがよい職種なのかなと思います。
(勤める場合は、また別のメリットデメリットありますので、ここでは割愛します)。

私だからそうなのか?
と言われると、個人の経営者の方たちを全国の範囲で見回したところ、ちゃんと生活をして中には家族を養っている方もいらっしゃいます。高単価、最大人数のカウンセリングをして自ら汗をかきながらとか、企業提携など、工夫して採算を上げている方もいらっしゃいます。(全国レベルで超有名な人は別です)。

私自身に特有のことを敢えてあげると、ひとつに「体力がない」ということは言えます。睡眠時間を数時間まで削ったり、無理なキャパで仕事をすると、体調を崩すので、そこは守ってきました。その上で、普通の正社員と同じくらいの労働時間ではありました。

他にも、経営者としてマイナスと思われる部分もあったのだろうと思いますが、決して手を抜いたわけではなく、自分なりのやり方を模索した結果、ということです。

というわけで、お話をお聴きし、カウンセリングという技術をご提供して対価を頂くことについては、精いっぱいやらせていただきましたが、経営という点では、足りない点があったと言わざるを得ません。
それが、私個人の問題なのか、業種の特徴もあるのかとなると、感覚的には2:8か、3:7くらいです。

希望のないような書き方で申し訳ないです。


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